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京都の図書館でブラジル楽器作りと物語に音を付ける会 地元劇団員が企画

京都下京図書館の館長の東條朝一さんと「下京本楽隊」の紙本さん

京都下京図書館の館長の東條朝一さんと「下京本楽隊」の紙本さん

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 京都市下京図書館(京都市下京区新町通松原下る富永町)のボランティアルームで12月6日、ブラジル楽器を作るワークショップ「手作り楽器でほんの世界を奏でてみよう」が行われる。主催は京都を中心に活動する俳優やパフォーマーの集団が作る「下京本楽隊」。

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 幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象にした読み聞かせや舞台芸術表現のワークショップを行う同企画。1回目は乳幼児向けに体を使ったコミュニケーションをテーマにしたイベントを行い、約30人が参加した。

今回はブラジル北東部の伝統音楽を中心に演奏をする楽団「ave covo」をゲストに招き、ブラジル楽器の「ショカーリョ」を制作。ショカーリョは金属の板に穴に空けて棒を通し、振って音を出す楽器。ワークショップでは余った木材やトタン板などの端材を組み合わせて作る。できた楽器は持ち帰れる。

 ショカーリョに慣れたら、本の場面に合わせたBGM作りに挑戦。身近なものも楽器にして、最後は、リーディングと演奏を合わせた作品に仕上げる。本楽隊の紙本明子さんは「人にBGMを付けてもらうのも面白いので、好きな本を持ってきてもらえたら。参加者が一緒になって作り上げる楽しさが感じられる会にしたい」と意気込む。

 同館館長補佐の井上出さんは「チラシの反応も良く当日が楽しみ。図書館は地域に開かれた情報の発信拠点としての役割も重要。さまざまなことに興味を持つきっかけにしていきたい」と期待を寄せる。

 開催時間は13時~15時。参加無料。4歳以上対象。未就学児は要保護者同伴。申し込み不要。

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