京都の大学生が運営する都ライト実行委員会は5月29日~31日、京都市内5カ所の会場を中心に町家のライトアップイベント「都ライト’09」を開催する。開催は今回で5回目。
同イベントは、町家の内側から外側に向けてライトアップすることで暮らしの光を通りに映し出すもの。地域住民と協力し、街灯のなかった時代の町家から漏れる明かりの雰囲気を地域に出すことを目指し、約70軒が参加を予定する。
上七軒通(上京区)、浄福寺通大黒町(上京区)、西陣文化センター(上京区)、元西陣小学校(上京区)、京町家ギャラリー花小径(北区)の5つのエリアが会場となり、昼間はエリアごとの地域の特徴に合わせた併設イベント、夜はライトアップを行う。
上七軒通では茶屋の公開、浄福寺通大黒町では着物の展示、西陣文化センターでは付近の正親小学校でのイベント、元西陣小学校ではプールでの映像投影、京町家ギャラリー花小径ではウクレレの演奏などが行われる。
同実行委員会の中井彰子さん(精華大学2年)は「軒数が減少してきている町家の魅力を地域で再認識することができれば」と話す。
ライトアップは各日18時~21時。