NHK京都放送局、「21歳」テーマに学生とラジオ番組を共同制作

写真=キョウト学生ラヂオ部と第1回目ゲストパンツェッタ・ジローラモさん。

写真=キョウト学生ラヂオ部と第1回目ゲストパンツェッタ・ジローラモさん。

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 NHK京都放送局(京都市上京区)は10月26日より、学生と共同制作したラジオ番組「オトナチック!ラヂオ」の放送を開始する。

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 同番組はNHK京都放送局開局75周年を記念し、今年7月の公募により集まった学生10人による「キョウト学生ラヂオ部!」とともに制作されたラジオ番組。地域に密着した番組を制作するにあたり、10人に1人は学生という京都で学生は外せないことから番組制作を開始した。同放送局で、学生と一から作り上げる番組は今回が初めての試みだという。

 番組内容は、「21歳のころ」をテーマに有名人とトークを展開する「ゲスト・トークコーナー」(1回目のゲスト=パンツェッタ・ジローラモさん)、毎回ラヂオ部の学生が企業に話を聞くコーナー「オトナのジョーシキ大学 京都キャンパス」(1回目はユニバーサルスタジオジャパン)、学生の恋の悩みに有名人が答える「恋のお悩み相談室」、ラヂオ部の学生がキャンパスなどで実際にアンケート調査を敢行する「ともだち100人大調査」の4コーナーで構成される。

 同番組のターゲット層の核は21歳。同じ学生でも1回生と4回生では感覚や考え方などが違い、幅広すぎると感じたため、大人でも子どもでもない「21歳」にターゲット層を絞ったという。番組名もここから。参加した学生は全く番組制作の経験のない人がほとんどで、「学校の勉強に加え、毎週3~4時間に及ぶ会議やインタビューなど、学生にとって番組制作は大変なように感じるが、『いろいろな発見ができる』と、とても楽しんで制作している」(同番組)という。

 放送は全12回。今後の「キョウト学生ラヂオ部」の展開は未定だが、番組放送の反響によっては第2期・第3期も計画するという。同番組関係者は「ほとんど手探り状態でつくった番組で、すごく不安な一面もある。番組を聴いて、反応や感想など何かメッセージをいただけるとうれしい」と話している。

 放送は毎週土曜(金曜深夜)0時10分~1時。NHK-FM82.8MHzで放送する。

NHK京都放送局(オトナチック!ラヂオ)

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