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荷物預かりサービス「ecbo cloak」が京都進出 カフェやゲストハウスなど提携

「タイム堂」でのecbo cloakの利用イメージ

「タイム堂」でのecbo cloakの利用イメージ

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 カフェやゲストハウスなどで荷物一時預かりをするサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」が4月26日、京都でのサービスの提供を開始した。運営はecbo(東京都渋谷区)。

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 同社社長の工藤慎一さんが、「スーツケースの入るコインロッカーを探している」と海外旅行客から相談を受けたことをきっかけに今年1月に誕生したという同サービス。

 利用者は、預け先となる店を選び、荷物の個数と日時を伝えて予約し、現地で店舗スタッフに荷物を引き渡して荷物の写真付きの証明メールを受け取れば手続きは完了となる。料金は手荷物サイズが300円、スーツケースサイズが600円(いずれも1日の料金)。支払いはクレジット決済で行われる。

 英語や中国語、韓国語に対応しており、利用者の8割が海外の利用だという。日本人の利用者は、ベビーカーを一時的に預ける、コインロッカーに入らないスノーボードやスキーなどを預けるといった利用が多いという。

 京都では現在、カフェやレンタル着物店など20店で利用でき、登録店自体は50店となる。登録店の中には、本好きが京都を楽しめる体験を提供する宿泊施設「MAGASINN KYOTO(マガザンキョウト)」、伝統工芸職人がつくる商品を扱うショップとカフェ「タイム堂」など話題のスポットも含まれる。

 スタッフが常駐する、衛生的であるなどのチェックを受け、条件を満たせば、登録店となる。登録料などは不要。荷物を預けに来た3割が店のサービスを利用するなど、店側のメリットも大きいという。同社では今後も提携先を増やし、大阪や福岡などでもサービスを提供し、2017年度中には1万店の加盟を目指す方針という。

 同社コミュニティマネージャーの辻圭菜子さんは「荷物から解放され身軽に京都で過ごしてもらいたい。今後、増加が予想される海外旅行客の方にとってのインフラとしての役割も果たしていければ」と話す。

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