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京都にリアル「おひなさま」 十二単の着付けや雅楽に合わせ三人官女の舞も

お内裏様とおひなさま、三人官女と五人囃子が揃った

お内裏様とおひなさま、三人官女と五人囃子が揃った

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 女人厄よけ祈とうで知られる市比賣(いちひめ)神社(京都市下京区河原町通五条下ル)で3月3日、「ひいなまつり」が行われた。

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 同祭は人が「人ひな」となる「ひと雛(ひな)勢ぞろい」でも有名。この日は14時からお内裏さまとおひなさまの衣紋(着付け)が公開で行われた。衣紋の解説とともに、2人がかりで束帯(そくたい)や、鮮やかな萌黄(もえぎ)や紅の装束を重ねた十二単(ひとえ)姿になった。

 御髪(おぐし)も含め約18キロの装束をまとった女性は「重たいがとても美しい」と笑顔を見せていた。

 ひな段には、「右上位」(向かって左が上位)である国際儀礼が入る前の伝統的な儀礼にのっとり、お内裏様は日が昇る東側(向かって右側)、おひなさまは向かって左に着座。このあと三人官女と五人ばやしが登場。おひなさまとお内裏さまはひな人形の原型といわれる天児(あまがつ)を使う「天児の儀」を行い厄をはらい一年の息災を願った。五人ばやしにより雅楽が演奏され、桃の花の枝を持った三人官女が「官女の舞」を披露した。

 会場では投扇興(とうせんきょう)や貝合わせ、盤双六(ばんすごろく)などの遊びを体験も行われた。

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