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京都でオープンデータ・ロボット活用イベント 府と市が共催、司会は「Pepper」

京都でオープンデータ・ロボット活用イベント 府と市が共催、司会は「Pepper」

イベントには9体のペッパーが用意された

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 Impact Hub Kyoto(京都市上京区油小路中立売下る甲斐守町、TEL 075-417-0115)で2月4日、「オープンデータ・ロボット活用イベントin京都」が行われた。主催は京都府と京都市。

 「スマート京都推進プラン」を策定する京都府は、さまざまな主体と連携・協力しながら情報通信技術を活用した地域課題に取り組んでいく姿勢を打ち出している。京都市は昨年11月に「KYOTO OPEN DATA」を公開。約200セット8000ファイルのデータの提供を始め、順次データを追加している。

 一連の取り組みの周知や幅広い立場からの参画を目的に企画した同イベント。当日は、ソフトバンクの人型ロボットPepper(ペッパー)が司会進行を担当した。

 イベントでは、筑波大学大学院教授の川島宏一さんや「オープンデータ伝道師」の異名を持つ「jig.jp」(福井県鯖江市)社長の福野泰介さんが来場。川島さんは、オープンデータについて「全てのデータを制限なしにオープンにはできないが、例えば、医者が緊急の患者の既往症のデータを使えるといった、一定条件下で特定の範囲で共有するフレームワーク作りについて議論がされるべき。ただデータを出すだけでは変化をもたらさない。時には対立的な議論をして欲しい」と来場者たちに呼び掛けた。

 来場者はこの日、「Pepper」を活用した住民サービスを考えるハッカソンと、京都市のオープンデータを使ったアプリを考えるアイデアソンに参加した。

 Pepperハッカソンでは、日本語や英語、中国語を話す、音声を認識するといった機能の紹介を受け、さらに、コードを書かずにPepperを制御できる「コレグラフ」というソフトを使い、制御する方法を学んだ。参加者は8つの基本的な機能を使い、Pepperのプログラムに挑戦。日本語と英語の切り替える条件付けや、指令がうまくつながらないなど苦労をしながらも、約45分で「駅で行きたい場所の交通手段」や「ゴミの捨て方」を教えたり、「市役所で必要な書類がもらえる場所を案内」したりするプログラムを完成させた。地下鉄の待ち時間に「PPAP」を披露したり、京都のおすすめの土産の案内を断ると「ぶっちゃけあり得ない~」とすねてしまうPepperに笑いがおきていた。

 京都市のオープンデータを使ったアイデアソンでは、福野さんが橋梁の耐用年数を表示したり、この4月から運用を始めるバスの運行状況や乗客数がリアルタイムで分かるようにしたりする取り組み、獣害対策に作った鯖江市のアプリ事例を紹介。福野さんは「今回高校生の参加者がいるが、子どもは限界を設けようとしないので発想がすごい。こうした取り組みには小学生や中学生も巻き込むのもお薦め」と話していた。

 参加者はこのほか、ゲーム形式で「産業」「観光」といった分野ごとの課題に対してどんなオープンデータが使え、課題解決ができるかを検討。実際にアプリのアイデアをまとめ、どんなデータが欲しいかも加えて発表を行った。

 観光分野では「観光客が迷わずにバスが乗れる」アプリや、「繁忙期と閑散期の差が大きい会社が、互いにワークシェアできる」アプリ、出張などで1時間程度の空き時間に行ける京都の観光スポットを紹介するアプリなどが発表された。

 川島さんは「具体的な説得力がある発表が多くレベルが高かったので次が楽しみ。今回挙がったアプリがそのままビジネスにはならないが、今日知り合ったネットワークから新たなビジネスが生まれるので、今日のつながりを大切にしてもらえたら」と締めくくった。

 イベントに参加した河野浩幸さんは「行政のオープンデータに対する強い意気込みやデータを活用したいという人の意欲を感じた。さまざまな立場の人から出てくる自分にはないアイデアからアプリの案ができていくのは本当にワクワクした。こうした機会があればまた参加したい」と話す。

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