京都女子大学(京都市東山区)と下着メーカーのワコール(南区)が10月14日、同大で開催される産学連携プロジェクトの紹介で烏丸経済新聞編集部を訪問した。
同大の「藤花祭」に合わせて行われる産学連携企画は今年で2回目。地域企業との連携を進める同大と、若い世代から下着に関する情報を発信したい同社の思いが一致した。
昨年来場者の355人のうち171人が服の上からの胸のサイズを採寸する企画に参加するなど盛り上がりを見せた。2年連続でプロジェクトに関わる現代社会学部3回生の林瑳緒李さんは「気恥ずかしさからか採寸が初めてという人も多かった」と振り返る。
今年は7月初旬から林さんを含む有志14人が集まり、準備を開始。同社のミュージアムの見学や社員の話聞いた上、実際にセミオーダーのブラジャーを作り、着用して既製品との違いを体験。「今日何かきれいだね」と言われた学生もいたという。同社広報担当の弓戸貴子さんは「美しく見えるだけでなく、『見せたい自分』に近づくことで気持ちの面でも明るく自信が持てるのも下着の持つ力だと思う」とも。
イベントでは「ブラで変わる自分!」をテーマにポスター展示や下着セミナーと、学生による採寸を行う。ポスターは学生のアンケート結果や、ナイトブラの効果といった下着に関する疑問や悩み、リクルートスーツをきれいに見せる下着の使い方などを紹介する。
林さんは「実際にブラを着けたり、ミュージアムに訪問したりして自分のためになることばかりだった。私の体験を伝えることで、みんなにもっときれいになってほしい」と笑顔で話していた。