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祇園祭の「乙女のご朱印帖」男性人気も拡大 山鉾巡るイベントも

新作の手ぬぐいとご朱印帳を手にイベント参加を呼び掛ける田中あゆむさん

新作の手ぬぐいとご朱印帳を手にイベント参加を呼び掛ける田中あゆむさん

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 四条室町のデザイン会社「フィールド」(京都市下京区四条通室町東入る函谷鉾町)が現在、祇園祭をモチーフとしたグッズを販売し、祇園祭を楽しむイベントの参加者を募集している。

「乙女の祇園祭」グッズいろいろ

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 祇園祭に宵山に山や鉾(ほこ)が授与する御朱印(ごしゅいん)用の御朱印帳「乙女の御朱印帖」を2011年から製作する同社。

 祇園祭をもっと知ってほしいとの思いから、鮮やかな色を使ったかわいらしいデザインを採用したポストカード(3枚入り380円)や手ぬぐい(1,080円)などのグッズとともに展開する。今年は懐紙(650円)を追加。グッズは大垣書店や東急ハンズ京都店のほか、オンラインショップで販売する。7月13日から16日までは、同社前の「出店」でも販売する。

 今年の御朱印帳は、2色で昼の前祭(さきまつり)と夜の後祭をあしらった2パターンを追加(各1,620円)。特殊な和紙にレトロ印刷を施している。デフォルメされているが通りと山鉾の位置は正確に描かれているのもこだわりだ。

 「乙女の」とついているが、昨年から紺色の御朱印帳を出したところ、女性だけでなく、男性の購入者も増えたという。「夫婦やカップルで一緒に楽しんでいただいているようで、ファン層が広がっているようだ」と同社デザイナーの田中あゆむさん。

 昨年に続き、祇園祭を楽しむイベントも用意。7月9日には東急ハンズ京都店(下京区)でクラフト好きに向けた消しゴムはんこを使ったグッズ作りなどを行う。7月15日と22日に行う「ご朱印あつめを楽しむ会」では、同社スタッフが山や鉾のいわれや御利益を解説をしつつ山鉾に出掛ける。田中さんは「ほかの人とだと、自分では気が付かなかったポイントに気づかされるのでお薦め」と話す。

 7月13日からは3夜連続で、菊水鉾が上から見られる同社を会場に「祇園祭Bar&トーク」を開く。気象予報士で京都検定1級を持つ「京都旅屋」の吉村晋弥さんや写真家の三宅徹さんが講師を務める。

 「5年目ということでグッズも充実して、イベントもさまざまな角度から祇園祭を楽しめるラインアップになったと思う。ぜひ足を運んでもらえたら」と呼び掛ける。

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