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京都・誓願寺で「和泉式部忌法要」 謡曲「誓願寺」奉納も

舞囃子「誓願寺」の様子

舞囃子「誓願寺」の様子

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 新京極六角の浄土宗西山深草派総本山 誓願寺(京都市下京区新京極六角)で6月18日、和泉式部忌法要が行われた。

講演を行う吉海教授

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 謡曲「誓願寺」と現在の誓願寺が同じであることや、女人往生の寺であることを伝えることを目的に2005年に始まった同法要。当日は、本堂の阿弥陀如来座像の前に和泉式部の戒名の書かれた卒塔婆を設置し、読経や散華が行われた。

 百人一首研究が専門の同志社女子大学・吉海直人教授による講演も行われ、和泉式部が若い頃に詠んだとみられる「暗きより暗き道にぞ入りぬべきはるかに照らせ山の端の月」(拾遺集一三四二番)を紹介。吉海教授は「暗きより暗きに入る」という法華経の一節を引いており「この句を詠んだことで、『往生した』と女人往生の説話が生まれたことの説明が付きやすい」と話す。

 能楽師の林宗一郎さんによる謡曲「誓願寺」奉納では、熊野権現で見た霊夢に従い誓願寺で「南無阿弥陀仏決定往生六十万人」の札を配る一遍上人の前に、女(和泉式部の霊)が現れるというストーリーを紹介。

 能装束や面を付けない舞囃子(まいばやし)では、阿弥陀如来、菩薩と共に歌舞の菩薩姿を変えた和泉式部が誓願寺に現れて寺の縁起を語り、一遍上人の書いた額を礼拝する場面を舞った。

 初めて参加したという白瀬文子さんと青木貴美子さんは「吉海先生の和泉式部の話がおもしろく、舞囃子は迫力があってすばらしかった。来年もまた参加したい」と話していた。

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