京都水族館のイルカ「アテネ」が「つくみイルカ島」に移動 飼育下5世誕生なるか

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 京都水族館(京都市下京区)のイルカ「アテネ」が11月中に、「うみたま体験パーク」(大分県)に移動する。

アテネの様子がおかしい、その意外な理由とは?

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 「アテネ」は雄のハンドウイルカで、2004年7月に新江ノ島水族館(神奈川県)で飼育下4世として誕生。名前はアテネオリンピックにちなんで付けられた。2012年6月には、アテネと雌の間に赤ちゃんが誕生。世界初の飼育下の繁殖で5世が生まれ、学術的にも貴重な例として話題となった。

 京都水族館には2013年に繁殖を目的として移動。新江ノ島での実績があることから、赤ちゃん誕生も期待されたがうまくいかなかった。京都水族館に3頭の雌がいるが、2頭は性成熟しておらず、残る1頭との相性が合わなかったことが考えられるという。

 移動先の「うみたま体験パーク つくみイルカ島」は、大分県津久見市南部の四浦半島に位置する施設で、2011年に「うみたまご」を運営するマリーンパレスと津久見市が共同で開設した。同施設では現在、雄7頭、雌6頭のイルカを飼育しており、繁殖にも積極的に取り組んでいる。

 京都水族館の広報担当の楠さんは「体長が約3メートルで体重は268キログラムと当館のイルカの中で一番大きな体格で、ダイナミックなジャンプや激しい水しぶきで人気者だった。次の館でも元気に活躍してほしい」とエールを送る。

 移動日は非公開。

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