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京都・ヤノベケンジさんの「琳派」作品がフィナーレへ 音や噴水の演出も

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 京都府立植物園(京都市左京区下鴨半木町、TEL 075-701-0141)に9月27日から、ヤノベケンジさんが「風神雷神図」をモチーフに手掛けた「PANTHEON(パンテオン)神々の饗宴」の最後のプログラムが始まった。

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 企画は、京都府内の各地で行われている「琳派400年記念祭」の一環でヤノベケンジさんの立体作品と、きゃりーぱみゅぱみゅさんのアートディレクションでも知られる増田セバスチャンさんと高橋匡太さんがコラボレーションした。

 観覧温室の前の鏡池に3体の像が設置。左には、雷の発生装置を内蔵した「雷神」、中央には瞑想(めいそう)から立ち上がる機構を備える女神「フローラ」、右側には袋を持った「風神」が並ぶ。また、増田セバスチャンさんと、京都造形芸術大学の学生が共同制作した「Generation Planet」がお目見えした。

 雷鳴の中、雷神が稲光のように点滅し、ライティングされたしぶきが吹き出して、像のシルエットがくっきりと浮かび上がる様子を見た子どもたちから「怖くないよ」と強がる声も。音楽が再開し、青やピンク、紫などさまざまな色のGeneration Planetが輝き出すと光りが池に反射して幻想的な雰囲気に染まるなか、ゆっくりと目を開き立ち上がるフローラに来場者からは声が上がった。

 ライトアップ時間は18時~20時。入場無料。10月11日まで。

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