京都マラソンのエントリー数の概要が9月4日、発表された。
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授も今年京都マラソンに出場した
来年2月21日に5回目が行われる同大会。一般枠と東日本大震災被災者枠が設けられ、8月31日で募集が締め切られた。マラソンとペア駅伝を合わせた一般の定員1万5200人に対し、6万6912人の応募があった。過去最多となった昨年よりも5000人以上増加。一般枠の抽選倍率は4.3倍(各枠の抽選結果を合算した数字)で、昨年の3.9倍を上回った。今年から新設された優先抽選枠「ボランティア経験者枠」には、100人の定員に対し891人の応募があった。
同実行委員は、京都マラソンが定着してきたことや、ランナー評価が年々上がっていること、ボランティア経験者枠などが評価されていることが要因としている。抽選結果は10月6日に発表される予定。
9月3日からはボランティアの募集も始まった。6人以上で行う団体ボランティアと個人ボランティアを受け付ける。ボランティアは、資料の封入作業やランナー受け付け、沿道整理や迂回(うかい)路の案内などを行う。昨年参加者の1割以上となる1777人が海外からのランナーで、現場のコミュニケーションをスムーズにする目的で新設された「語学ボランティア」も募集。受け付けや会場案内を主に担当する。引き合いの多い英語や中国語、韓国・朝鮮語を日常会話以上話せる人を希望する。
同実行委員会事務局の山下多恵子さんは「『ボランティアの人の笑顔で力をもらって自己記録が出せた』などランナーの声もよく聞く。気づかいや声掛けなどマニュアルにはない部分でも評価されている。ランナーだけでなく、ボランティアと沿道の皆さんとで盛り上げていただければ」と呼び掛ける。
定員は8000人。先着順で定員になり次第募集を締め切る。申し込みは10月30日まで。