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京都で「クラブ利用者の会」サイト立ち上げ-風営法問題に関する声募集

サイト「クラブ利用者の会」のトップページ

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 京都にゆかりのある音楽関係者らによって、相次ぐクラブの摘発の問題に関して語り、発信するサイト「クラブ利用者の会」が立ち上げられた。

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 事の発端となったのは無許可営業など風営法違反を理由としたクラブの摘発が、東京や大阪で相次いだ問題。京都でも逮捕者が出るなど「対岸の火事ではない」と危機感が高まっている。この問題については「風営法からダンスの文言をなくす」ことを目的とした署名活動も行われている。

 風俗営業法では、ナイトクラブやキャバレー、そのほかの設備を整えて客にダンスをさせ、かつ飲食をさせる営業を行う店は、24時(地域によっては翌1時)まで、という営業時間の定めがある。その時間以降に踊らせることは違法となるため、苦肉の策として24時(翌1時)以降は、ダンスと判断されかねない「音楽に合わせて体を動かす」ことなどを禁止する店舗もある。

 意見募集をメーンにする同サイトは、タナカカツキさんのイラストでポップに仕上げた。サイトではこれまで寄せられた意見を閲覧できる。「現状では、風営法改正の声を上げているのはクラブ側が中心で、多くの人にとって『人ごと』になってしまう。クラブを取り巻く人たちの声を届けられるようにしたかった」と発起人の一人、田村武さん(p-hour)は立ち上げの経緯を説明する。

 「クラブは負のイメージが強調されがちだが、そこでの音楽や映像、ファッションなどから生まれた文化は多様で、ポップカルチャーにも大きな影響を与えている」と田村さん。「さまざまな立場から語り合い、発信することで、問題を考える一つの場所になれば」と期待を寄せる。

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