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新京極にビーガンバーガー店-築100年以上の教会生かす

見た目も食感も肉と勘違いしてしまうビーガン竜田バーガー

見た目も食感も肉と勘違いしてしまうビーガン竜田バーガー

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 ビーガンバーガーの店「cafe MATSUONTOKO」(京都市中京区新京極通四条上中之町)が昨年12月、オープンした。

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 オーナーの松尾聡さんが思い描いていた夢を実現させた同店。かつて教会として使われていたという築100年を越える空間を生かし、アンティークの家具や照明を使う。店舗面積は約15坪、席数は全26席。「新しい人との出会いがあれば」と2人掛けの机のほか、大きなテーブル2卓を据えた。

 メニューは肉、牛乳、卵、砂糖、ハチミツを使わないビーガンのメニュー。地元の野菜を中心に、「体にもやさしい、地球にも動物にもやさしい」というコンセプトを柱に「ビーガンにあらゆる選択肢があってもいいはず」と、あえてビーガンバーガー(850円)やピザ(700円)など、ファストフードにもあるメニューを展開する。「メニューをよく見たらビーガンだった、というのが理想。『肉を使わない、おいしくて体にやさしいメニューがあるんや』」と発見してもらいたい」と松尾さん。

 「僕はデザインもできないし、メニューを考え出すこともできない」と松尾さん。「でも、それでいいと思った」と明かす。「僕ができるのは皆が気軽に帰って来られる場所を作ること。だから店の名前は『松尾んとこ』にした」と力を込める。かつて店長を務めた居酒屋が閉店になり落ち込んでいた際、「お前ができることは、辞めざるを得なくなったスタッフに謝ることやない。彼らが京都に戻って来たときに帰って来る場所を作ることや」と、師と仰ぐ人から声を掛けられたという。友人の力を借りて店を持った今、「かつてのような迷いや不安は無い」とも。

 「やると決めた時からはできる、という自信が出てきた。それはきっと友人たちがいるから。だからここから色々な人とのつながりができるような店になれば」とも。今後は、音楽イベントなどの開催も考えているという。

 営業時間は11時~24時。

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