JTBと同志社大学が連携する観光ツアー「京を極める」の販売が1月20日、始まった。
一つのテーマに沿った講師を招き、観光と学びの要素を盛り込む同ツアー。同志社大学 今出川キャンパス(上京区)で行われる座学の「基本講座」と、現地を訪ねる「課外講座」で構成する。2007年に始まり、これまでに延べ約7000人が参加した。今回は「建築」「茶」「工芸」「芸能」「歴史」などの分野を中心に全20講座を用意する。
課外講座では京都の花街、宮川町でのお茶屋あそびや、特別公開の岡崎の山荘「清流亭」や黒谷の茶室「西翁院茶室」の見学、南座の歌舞伎見物などを展開。「今回は大河ドラマの時代考証を担当した高橋昌明さんや、家元を継承したばかりの笹岡隆甫さんなど、旬の方も講師になっている」とJTB西日本広報室の岡部久人さん。
「参加者は『深く京都を知りたい』と思う熟年層に支持されている印象。全ての回に参加した方や、ツアーがきっかけで友人になりツアーで再会しているグループもいらっしゃる」と岡部さん。「時間的な制約が大きいといった声があったので、今回一つの講座から申し込めるようにした。以前より知り合い同士で参加しやすいのでは」とも。
催行期間は3月9日~15日。基礎講座は3,000円、課外講座は3,200円~2万9,000円。