小劇場「アートコンプレックス1928」料金改定-アマチュア団体に配慮

「アートコンプレックス1928」がホール使用料金設定を一部改定(写真=ホール)

「アートコンプレックス1928」がホール使用料金設定を一部改定(写真=ホール)

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 三条通沿いの1928ビル3階にある小劇場「アートコンプレックス1928」(中京区三条通御幸町、TEL 075-254-6521)は4月1日より、ホール使用料金設定を一部改定した。

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 「アートコンプレックス1928」は1928年に建築された大阪毎日新聞社京都支局ビルを改装し、1999年にオープン。演劇、ダンス、音楽など様々な芸術を「複合的にアートを体験できる開かれた場」として誕生した。中には高さ5メートルある吹き抜けのアーチ型形状をしたホールがあり、面積は約200平方メートルで約120人収容することができる。ホールを運営・管理するだけでなく主催・共催として制作面でも関わっており、芸術文化の向上に努めている。

 今回改定されたホール使用料金は、プロとして活動している団体などが対象の通常料金のほかに、アマチュアや学生などが対象となる文化芸術支援料金が設けられた。才能のあるこれからのアーティストや団体を育てる意図が込められており、「お金のない」アマチュア団体や学生がより質の高い舞台芸術を生み出すことができるよう配慮された。希望日の1週間前で施設利用がない場合のみ、稽古場としても利用できるという。

 ホール使用料金は1日単位で、平日の通常料金=147,000円、文化芸術支援料金=105,000円。土曜・日曜・祝日は通常料金=210,000円、文化芸術支援料金=126,000円など。

 同ホール関係者は今後の展開について「感動の瞬間にいつも文化芸術があってほしい。お客様に何かを感じ、与える場になっていくためにこれからも意欲的に活動していきたい」と話している。今後の公演予定は、My Little Lover(マイリトルラバー)「my little lover Live ♯3 Acoustic “akko”」(5月26日)、「宇宙レコード京都公演」(7月6日~8日)など。火曜休館。

アートコンプレックス1928

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