京都市営地下鉄四条駅(京都市下京区二帖半敷町)が9月、リニューアルオープンする。
「心弾むワクワク空間」を開発コンセプトに、2月から大規模改修工事を進めている地下鉄四条駅。機械室などとして利用していた地下2階の一部を改修し、駅構内に約1,200平方メートルの商業スペースが生まれる。
9月には、25店の応募の中から選ばれた8店舗がオープンする。この中にはリラクゼーションの「ラフィネ」や現在仮店舗で営業しているベーカリー「志津屋」など京都でなじみのある店のほか、成城石井や青山フラワーマーケットなど京都初出店となる店も含まれる。併せて、昨年7月に行ったアンケートで要望の多かった構内トイレを地下2階に増設する。女性トイレには同市地下鉄で初めてとなるパウダーコーナーを設ける。
店舗選定の基準について、京都市交通局企画課の三原康弘さんは「収益性、集客性、健全性を柱にし、地下鉄四条駅は20~40代の女性の利用が多いことも加味して判断した」と話す。
最も利用者の多い京都駅に次ぐ四条駅の改修は、駅の収益性を高め財政負担の軽減を目的とするほか、地下鉄京都駅のリニューアルも視野に入れている。