リリース発行企業:株式会社八代目儀兵衛
お米のトータルプロデュース事業を展開する京都の老舗米屋 株式会社八代目儀兵衛(所在地:京都市下京区 代表取締役社長:橋本 儀兵衛)は、食べて本当においしいお米を作る生産者や地域に光を当て、消費者との架け橋となる「お米番付」を今年も開催。8月8日(金)からWebサイト(https://hachidaime.com/okomebanzuke/)にてエントリーを開始しました。
●表彰だけでは終わらせない。農業の未来をつなぐ挑戦。
表彰だけで終わる他のお米コンテストとは一線を画す、「お米番付」。消費者が受賞したお米を入手できる機会の創出、大手航空会社国際線の機内食、ミシュラン星付きレストランでの採用といった新たな流通の仕組みを創り、日本のお米業界の活性化と消費者と生産者の架け橋になる取り組みを進めてきました。第12回目を迎える今回も、新たな取り組みをスタートします。農業の未来を見据えた取り組みとして「団体部門の新設」「生産者交流会」を開催し、甘いお米をつくる生産者の支援を行ってまいります。
米業界における生産者の担い手不足等の諸問題は、地域が抱える高齢化、過疎化という社会問題と複雑に絡み合っております。新たな取り組みを通じ、お米番付が地域課題解決の一助となればと考えております。
●「団体部門」の新設で加速する、地域一体の“甘いお米”づくり。
第12回大会より、新たに「団体部門」を設置。これにより複数農家が手を取り合い、「地域ぐるみでの良食味の米作り」を目指す取り組みの後押しをしてまいります。個々の生産者の努力に加え、団体として評価することで、地域全体の魅力や工夫がより鮮明に見えてきます。お米を通じた地域活性化の新たなステージが、ここから始まります。
農業を取り巻く課題(高齢化、担い手不足、耕作放棄地の拡大など)は、もはや一人の農家だけでは解決できるものではありません。地域全体で支え合い、協力しながら米づくりに挑む体制が求められる中、「団体部門」はそのような“地域の共創”に光を当てた取り組みです。これからの“農業のカタチ”を模索し、「お米番付」がそのレールを敷く先駆けとなりたい。私たちはそう願っています。
●「生産者交流会」初開催!生産者同士の新たなつながり創出へ。
第12回大会では、もう一つの取り組みとして、100名以上の大規模な「生産者交流会」を初開催。全国各地から熱意ある米づくりのプロたちが集う「お米番付」。生産者それぞれが持つ日々の課題、栽培技術、販路開拓の工夫、地域振興の仕組みなどの知見について情報交換を行うことで、新たなつながりや地域を超えた発展の可能性が広がっていく。この交流会は単なる「懇親の場」ではなく、参加者が積極的に学び合い、互いに成長するための場として設計されています。甘いお米をつくる土壌は、こうした生産者同士のつながりから生まれる。そう信じ私たちは、今大会より新たな道を切り拓く第一歩を踏み出しました。
●機械に頼らず、舌で見極める。“食のプロ”による厳正な審査
日本には数々のお米のコンテストが存在していますが、実はほぼすべてのコンテストは機械を使用した審査が行われ、その大部分がふるいにかけられます。有名な産地銘柄の影に埋もれてしまっている“本当に甘い米”を発掘し、光を当てること。それが私たちの使命です。
本コンテストでは、全国からエントリーされたお米すべてを、当委員会が定めた食味基準に基づき、日本米穀小売商業組合連合に認定されたお米マイスターやミシュラン星付きの料理人、フードコラムニストなど、京都・東京の食のプロフェッショナルによる厳正な食味審査を経て本審査にて上位8品、団体部門にて上位3品を決定します。
本当の“良食味”とは何なのか。「お米番付」を通じ、その答えを追究していきます。
●日本の米づくりと地域の未来を照らす、新たな挑戦の幕開け
これまで光の当たらなかった小さな農地や、革新的な栽培方法、そして地域全体で支え合いながら挑戦を続ける生産者たちの努力を、私たちは全国に、そして世界へと発信していきます。時代が大きく変わる中で、農業を取り巻く環境も日々変動しています。その中で、人と人・地域と人・農と暮らしが再び結びつき、共に歩む未来を描くことこそが、今まさに求められています。
全国から集まる生産者たちが誇りを持って挑戦できる土壌をつくるため、今年も「お米番付」は開催されます。農業の未来に向かって共に切磋琢磨できる場を提供し、農業の未来を築くために、私たちの歩みは続きます。
最終審査員紹介
●お米番付最終審査員 審査委員長 橋本 儀兵衛江戸天明より続く老舗米屋の八代目当主。先代より受け継がれた技で、産地や銘柄にとらわれず、毎年自らの舌で全国のお米を厳選吟味。「お米ギフト」の開発や祇園・銀座に「米料亭」を展開するなど、様々な観点からお米の価値観を変えていくお米プロデューサー。
●フードコラムニスト 門上 武司関西の食雑誌「あまから手帖」の編集顧問を務めるかたわら、食関係の執筆、編集業務を中心にプロデューサーとして活動。「関西の食ならこの男に聞け」と評判高く、メディアにて発言も多い。「京料理、おあがりやす」(廣済堂出版)等、著書多数。
●「祇園さゝ木」店主 佐々木 浩カウンターで繰り広げられる独特な料理スタイルは日本料理のイメージを覆す独創性で評判を呼ぶ。ミシュランガイド2010年版より10年連続二つ星、2020年版より4年連続で三つ星を獲得。「情熱大陸」等、テレビ出演も多数。
●「Ginza 脇屋」オーナーシェフ 脇屋 友詞中国料理にフランス料理のエッセンスを取り入れたヌーベルシノワの先駆者であり中華の革命児。ひと皿ずつ盛り付けられた旬の食材と五味の調和が奏でるその革新的な一品は、世界中を虜にする。NHK「きょうの料理」など、テレビ出演も多数。
●「鮨よしたけ」店主 吉武 正博丁寧な仕事から生まれるお鮨は、各界の著名人をも魅了。ミシュランガイド東京で 13年連続三つ星を獲得し、香港に開店した「すし志魂」も香港版にて三つ星を獲得。あらゆるメディアで絶賛を受ける日本を代表する鮨職人。
●「八代目儀兵衛」ライスマスター 橋本 晃治代々続く京都の老舗米屋に生まれ、料理人の道へ。自身の研究を基にお米の「甘さ」を引き出す、お米のとぎ方、水の構成、時間、火加減など米炊き職人としてのオリジナルメソッドを確立。お米を「もっと楽しく、もっと美味しく」伝える伝道師。