プレスリリース

電子部品・半導体の検査現場での設定工数を削減する「RB-HLVシリーズ」発売

リリース発行企業:シーシーエス株式会社

情報提供:

シーシーエス株式会社(本社:京都市上京区 代表取締役社長 大西浩之)は、検査用スポット照明用の接続アダプタ「RB-HLVシリーズ」を2025年8月4日に発売します。
本製品は、当社検査用照明電源「PD4-Aシリーズ」に、当社検査用スポット照明(以下、スポット照明)を接続できるアダプタです。本製品を使用することで、スポット照明の専用電源が不要になり、「PD4-Aシリーズ」1台で、スポット照明と24V入力の検査用照明(以下、24V照明)の併用が可能となり、照明と電源それぞれの設定工数の削減を実現します。

近年、電子部品・半導体の検査工程では、検査内容が複雑になった結果、複数の照明を組合せる事例が増えており、複数の照明の点灯制御を1台の電源で担えることや、検査現場の省スペース化に対するニーズが高まっています。
当社のスポット照明は、主に電子部品や半導体ウエハの位置合わせに使うアライメントマークの検出等で、広く使用されています。
しかし、当社24V照明が定電圧駆動(※1)であることに対して、スポット照明は定電流駆動(※2)で、駆動方式が異なるために、24V照明とスポット照明を併用する際には、スポット照明専用電源を別で用意する必要があり、24V照明用電源とスポット照明専用電源それぞれの設定や設置などが複雑化する課題がありました。
今回発売する「RB-HLVシリーズ」を使うことで、「PD4-Aシリーズ」1台でのスポット照明と24V照明の併用が可能になるため、上記の課題を解決します。
※1 常に一定の電圧を供給して使用する駆動方式
※2 常に一定の電流を供給して使用する駆動方式
■ 製品画像と製品使用イメージ

RB-HLV-1000


半導体ウエハのアライメントマーク検出工程での、製品使用イメージ

■ 製品特長
1.照明と電源の設定を簡単に
24V入力照明とスポット照明を併用する際に、スポット照明専用電源を別で用意する必要がなくなるため、照明と電源それぞれの設定工数を削減できます。



2.外部制御の応答速度を大幅に向上
照明と電源を検査装置に組み込んでPLC(※3)から機器制御を行うような場合には、トリガー信号を使用して照明の点灯とカメラの撮像のタイミングを合わせることがあります。
24V照明とスポット照明を併用する際、24V照明専用電源に比べて、従来のスポット照明専用電源(※4)はトリガー信号入力から照明点灯までの応答速度が遅く、照明とカメラとの撮像タイミング調整の工数増加や、24V照明のみでの検査と比べて、検査スピードが遅くなるといった問題がありましたが、本製品を使用することで、この問題の解決が可能となります。
※3 Programmable Logic Controller。工場で使われる、設備や機器をコントロールする制御装置の一つ
※4 型式名:PJ2-1505-2CA-PE
3.コンパクトな筐体で、使用する照明に応じた4種類をラインアップ
従来のスポット照明用電源に比べてコンパクトサイズであり、検査現場の省スペース化に寄与します。
使用するスポット照明に応じた4種類をご用意しています。

当社スポット照明専用電源(※4)とのサイズ比較

■ 製品概要



■ シーシーエス株式会社について
シーシーエスは、1993 年に京都で検査用 LED 照明メーカーとして設立以来、画像処理検査用 LED 照明の分野のリーディングカンパニーとして、
工業用途で培った、照明の使い方により検査精度を高める技術「ライティングソリューション」を基礎とした提案力を強みに様々な分野へ展開しています。
近年では、様々なカメラメーカーやレンズメーカー、ソフトウェアベンダー等と広く連携し、「検査プロセス」においてお客様が抱える課題やご要望に対応した
ソリューションのご提案を積極化しています。
◇シーシーエスの詳細につきましては、Webサイトをご覧ください。 https://www.ccs-inc.co.jp/

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