プレスリリース

【国内初】2025年7月、8月開催 和歌山セーリングセンターへ協力「国内セーリング3大会におけるリアルタイム風況観測データ配信提供」のお知らせ

リリース発行企業:メトロウェザー株式会社

情報提供:

このたび、メトロウェザー株式会社(本社:京都府宇治市、代表取締役社長:古本淳一、以下、「メトロウェザー」)は、特定非営利活動法人和歌山セーリングクラブ(所在地:和歌山県和歌山市、代表者:三木 拓哉、以下、「和歌山セーリングセンター」)へ協力を行い、2025年7月、8月に開催されます、全日本ミドルボート選手権大会、JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップ、令和7年度全国高等学校総合体育大会ヨット競技大会 第66回全国高等学校ヨット選手権大会(以下「インターハイ」)の3大会の会場において、国内セーリング大会では初めてとなるリアルタイム風況観測データ配信提供をいたします。自社開発UIでの2Dデータ配信に加えて、インターハイでは、3Dデータ配信も会場内で公開されます。メトロウェザーはこの取り組みを通じて、豊かな自然の中で行われる歴史あるセーリング競技における競技力向上やアスリート育成・強化への貢献、ご来場の観客の皆さまへの新たな楽しみ創出に向けた一助へと繋げられるよう、テクノロジーの力でスポーツを通じた社会貢献を目指してまいります。



国内初・国内セーリング3大会でのリアルタイム風況観測データ配信利用についての経緯と目的
2024年11月に開催されました、国際ヨットレース「BIWAKO DRAGON INVIRTATION 2024」で実施しましたリアルタイム風況観測データ配信がヨットレース関係者の目に留まり、国内外のヨットレースでのご活用に向けたお声がけをいただき、和歌山セーリングセンターへのご協力という形で、国内セーリング大会で初めてのリアルタイム風況観測データ配信を提供する運びとなりました。
今回、3大会へ協力される和歌山セーリングセンターは、日本最大級のセーリングセンターであり、2008年より文部省(現:文部科学省)よりナショナルトレーニングセンター※1として正式指定され、セーリング競技の強化拠点となっております。世界の風を制し、安心・安全や豊かな社会実現へ向けて、ドップラー・ライダー技術の革新に絶えず挑戦し続けているメトロウェザーでは、「風を読む」技術が、ヨットを最適な状態にコントロールし、より速く、より安全な航行につながるセーリング競技のアスリートの育成・強化、さらにセーリングの競技力向上への寄与を目指します。また、観客の皆さまへもレース中の攻防を新たな形でお楽しみいただけるものとなり、テクノロジーの力でエンターテイメント創出へ寄与いたします。

※1 ナショナルトレーニングセンター
スポーツ進行基本計画(2000年9月文部省告示)を受けて設置された日本のトップレベル競技者用トレーニング施設であり、競技者の体力強化や技術向上を目的とし、東京都北区の中核施設と国内各地にある競技別強化拠点があります。中核拠点で対応できない、冬季競技や海洋競技で強化拠点が設けられています。


■リアルタイム風況観測データの配信について
自社開発UIでの2Dデータ配信に加え、3Dデータ配信は、ドローンのソフトウェア開発を行う株式会社RedDotDroneJapan(本社:大阪市住之江区、代表取締役:三浦望、以下、「RDDJ」)とソフトウェアの改良を行い、レースのリアルタイムGPS追跡配信サービスを行うTrac Trac Japan(以下、「Trac Trac」)のレースにおける各艇のリアルタイムGPSデータを組み込んだ3Dデータ配信を提供いたします。
【リアルタイム風況観測2Dデータ配信】
風速を色、風向を色で表示された点や線が動いて示します。
地形とシンプルなリアルタイム風況の表示により、競技者や指導者に活用しやすい仕様としています。

※下記データ配信動画は、参考動画(昨年実施の別大会で使用)であり、今回のUIとは異なります。
https://www.youtube.com/watch?v=StLDLvKNe1Y


【リアルタイム風況観測3Dデータ配信】
RDDJと共に開発した3Dグラフィックでのより躍動感あるデータ配信となります。風を粒、風速を色で表示し、風力は動画が示す勢いなどで表現し、風向を色で表示された3Dグラフィックが動きで示します。この中で、Trac TracのGPSと連携した各艇の動きをリアルタイムで表示し、画面上で各艇の動きと風況の動きからレース中の風況含めた攻防を可視化して楽しめます。これまでレース中の陸地では、海岸線沿いのスポットからの観戦やTV・インターネット中継やライブトラッキングなどに限定されていましたが、現地の観客の皆さんに新たな楽しみ方を創出いたします。
※下記データ配信動画は、参考動画(昨年実施の別大会で使用)であり、今回のUIとは異なります。
https://www.youtube.com/watch?v=CVQNjNnJwKI


【リアルタイム風況観測データ配信ビジョン設置場所】 



所在地:和歌山セーリングクラブ/和歌山セーリングセンター(和歌山県和歌山市毛見1514)
アクセス:車/阪和自動車道「海南IC」から約10分。
電車/南海本線「和歌山市駅」から南海バスまたはタクシーで約30分。
JRきのくに本線「海南駅」から南海バスまたはタクシーで約10分。

■リアルタイム風況観測データ配信提供大会概要
 2Dデータ配信:1.~3.、3Dデータ配信:3.
※天候その他の事情により、大会の開催有無や日程変更の可能性がございますので、大会主催側での情報発信をご確認ください。

1. 7/19(土)-7/21(月・祝) 全日本ミドルボート選手権大会  
本大会は8レースで構成。(インショアレース:7、ディスタンスレース:1)1日の最大レース数:4。
開催場所:和歌山マリーナシティ(和歌山県和歌山市毛見)/レース本部:和歌山セーリングセンター
※大会詳細はこちら

2. 7/26(土),7/27(日) JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップ 
2025年度ジュニア部門 OP級Aクラス、OP級Bクラス、ILCA4(レーザー4.7)クラス
すべてのクラスの本大会レース数:7(1日あたりのレース数4、1日あたりの最大レース数5)
 開催場所:和歌山市和歌山マリーナシティ「和歌山セーリングセンター」および和歌浦湾
 ※大会詳細はこちら

3. 8/12(火)-8/16(土) 令和7年度全国高等学校総合体育大会ヨット競技大会 第66回全国高等学校ヨット選手権大会
(スケジュール)
8/12(火)       開会式(9:00-)、トライアルレース
8/13(水)~16(土) レース(9:55-)
8/16(土)       表彰式・閉会式(15:30-)
(開催場所
レース:和歌山セーリングセンター        
開会式、閉会式:和歌山セーリングセンター クラブハウス1階 
※大会詳細はこちら

??当社独自研究開発「ドップラー・ライダー」



ドップラー・ライダーとは、LiDAR(Light Detection and Ranging、レーザー画像検出と測距)の一種であり、赤外線レーザーを大気中の微細な塵に照射し、塵の動きによって僅かに変化する光の周波数を解析(ドップラー効果)することで、風況をリアルタイムで3次元に可視化します。長年、京都大学で培ってきたリモートセンシング技術と独自の信号解析技術により小型高性能化したドップラー・ライダーでの広範囲かつ高精度な風況観測を可能にし、ニーズに合わせたUX/UIの開発を行っております。現在は、ドップラー・ライダー技術を活かした物体検知技術も挑戦しております。

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