プレスリリース

【「Rafael Toral」と「Jim O‘Rourke×石橋英子」が共演!!】「Scaffold #1」が京都、鳥取、東京にて開催決定!!

リリース発行企業:株式会社パルコ

情報提供:




株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)は、 本公演が初回となるイベント「Scaffold #1」を渋谷クラブクアトロを含む全国3会場で開催します。
本企画は、 Jim O‘Rourke(以下Jim)、石橋英子(以下石橋)との継続的な対話の中から生まれたライブイベントです。今「この体験を共有したい」と感じるアーティストを紹介していきます。 ライブハウス特有のラフでフレッシュな空気とともに、パフォーマンスを自由に楽しめる場となることを目指しています。
初回はギタリスト/音楽家のRafael Toralを招聘。Jimが主宰する〈Drag City〉傘下のレーベル〈Moikai〉からリリースされた氏のアルバム『Spectral Evolution』は、キャリアを通じて取り組んでいるギターの実験的なアンビエント/ドローンの作品で、歴史的名盤との誉も高いです。石橋曰く、昨年世界でリリースされた中で一番素晴らしいアルバムとのこと。
そして今回そのRafael Toralと共演するのは、共同企画者でもあるJim O‘Rourke、石橋英子両氏。純粋に音楽を追求する音楽家のしなやかなつながりから生まれた稀有な共演。それぞれが個性を持ってライブ表現にこだわる3つの会場で鳴らされる夜をぜひ体感してください。

公演概要
◆公演名:Scaffold #1
◆会場/公演日/チケット詳細:
 2025.06.26 京都 Club METRO | OPEN 19:00 / START 20:00  
 早割¥4,000 ドリンク代別途 [受付期間:5/19 17:00~5/23 23:59迄]
 前売¥5,000 ドリンク代別途
 https://www.metro.ne.jp/schedule/250626/
 2025.06.28 鳥取 jig theater | OPEN 18:00 / START 19:00  
 前売 ¥ 5,500 (定員80名)
 https://x.gd/WLRbt
 2025.07.01 渋谷クラブクアトロ| OPEN 18:00 / START 19:00
 前売 ¥6,000 ドリンク代別途
 https://www.club-quattro.com/shibuya/schedule/detail/?cd=017126
◆出演者: Rafael Toral / Jim O‘Rourke×石橋英子
◆お問い合わせ:
 京都Club METRO: ticket@metro.ne.jp
 鳥取jig theater:mail@jigtheater.com
 渋谷クラブクアトロ:03-3477-8750
▼主催 (Organize):PARCO
▼制作(Produce):DOiT / CLUB QUATTRO
▼協力(Cooperation):Club METRO / jig theater



Rafael Toralラファエル・トラル / Rafael Toral
1967年、ポルトガル・リスボン生まれ。ラファエル・トラルは、1990年代に登場し、世界的な実験音楽シーンを牽引したアーティストの世代に属する。その世代には、ケヴィン・ドラム、ジム・オルーク、クリスチャン・フェネス、ピーター・レーバーグ、ミカ・ヴァイニオ、クリストフ・ヒーマン、大友良英、オーレン・アンバーチといった名だたる音楽家たちが含まれており、彼らはロック、ジャズ、アンビエント、ミニマリズムといったジャンルを等しく取り込みながら、新たな形の電子音楽を切り拓いた。1980年代に一時的な停滞と聴衆の離れが見られた実験音楽に新たな息吹をもたらしたのは、まさに彼ら自身の革新的な創作活動と、先人たちへの敬意と支援に他ならない。
この新たな世代の中でも、トラルは間違いなく最も影響力のある存在の一人である。彼の代表作である『Sound Mind Sound Body』(1994年、AnAnAnAよりリリース、1998年にMoikaiより再発)や、1995年の『Wave Field』は、ギターとエレクトロニクスを融合させ、アンビエンスの層と長い持続音を生み出すことで、ミニマル音楽に新たな地平を開いた。これらの作品は、その後の数えきれないほどのアーティストたちに影響を与えることとなった。
2000年代初頭、トラルが独自の創造性に一つの到達点を見出した頃、音響の世界はようやく彼の革新性に追いつきつつあった。彼はそこで、音楽的方向性を大きく転換し、長期的なプロジェクト「スペース・プログラム」に着手する。このプロジェクトは「沈黙」の視点から電子音楽にアプローチし、「音符のない旋律、ビートのないリズム、親しみがありながらも異質、緻密でありながら根源的に自由──矛盾に満ちつつも、明瞭で空間に富んだ音楽」と評される作品群を生み出していく。それは、「知的に構築された電子音楽の同時代人たちと比して、遥かに内面的かつ感情に訴えかける電子音楽」とも形容されている。
過去7年間、トラルの創作は新たな段階へと突入した。彼は「スペース・プログラム」で開発した自作楽器を用いながら、初期作品である『Sound Mind Sound Body』や『Wave Field』に見られるような持続音やアンビエント、静謐な音のテクスチャを再び探求し、さらに10年以上ぶりにギターにも回帰している。この新フェーズの集大成ともいえるのが、『Spectral Evolution』である。本作は3年に及ぶ実験と録音の成果であり、30年以上にわたる音楽的研究の結晶とも言える内容となっている。ラファエル・トラルの作品の中でも最も際立ち、完成度の高いアルバムと断言できるだろう。この驚くべき作品は、彼がこれまでに音響の世界にもたらしてきた多大な影響力を再認識させてくれると同時に、私たち一人ひとりの未来に広がる創造的可能性を強く示唆している。





Jim O‘Rourke×石橋英子ジム・オルーク / Jim O’Rourke
1969年シカゴ生まれ。Gastr Del SolやLoose Furなどのプロジェクトに参加。
一方で、小杉武久と共にMerceCunningham舞踏団の音楽を担当、Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Christian Wolffなどの作曲家との仕事で現代音楽とポストロックの橋渡しをする。1997年超現代的アメリカーナの系譜から「Bad Timing」、1999年、フォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム「Eureka」を発表、大きく注目される。1999年から2005年にかけてSonic Youthのメンバー、音楽監督として活動し、広範な支持を得る。2004年、Wilcoの「A Ghost Is Born」のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞。アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして高く評価され、近年は日本に活動拠点を置く。日本ではくるり、カヒミ・カリィ、石橋英子、前野健太など多数をプロデュース。武満徹作品「コロナ東京リアリゼーション」など現代音楽に至る多彩な作品をリリースしている。映像作家とのコラボレーションとしてWerner Herzog、Olivier Assayas、青山真治、若松考二などの監督作品のサウンドトラックを担当。

石橋英子/EIKO ISHIBASHI
石橋英子は日本を拠点に活動する音楽家。
これまでにDrag City、Black Truffle、Editions Megoなどからアルバムをリリースしている。2020年1月、シドニーの美術館Art Gallery of New South Walesでの展覧会「Japan Supernatural」の展示の為の音楽を制作、「Hyakki Yagyo」としてBlack Truffleからリリースした。2021年、濱口竜介監督映画「ドライブ・マイ・カー」の音楽を担当。2022年「For McCoy」をBlack Truffleからリリース。2022年よりNTSのレジデントに加わる。2023年、濱口竜介監督と再びタッグを組み「悪は存在しない」の音楽とライブパフォーマンスの為のサイレント映画「GIFT」の音楽を制作、国内外でツアーを行っている。2025年3月、Drag Cityより7年ぶりの歌のアルバム「Antigone」をリリース。

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