リリース発行企業:株式会社グッテ
2025年4月21日
報道関係各位
株式会社グッテ
京都大学医学部付属病院
潰瘍性大腸炎・クローン病等の炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)オンラインコミュニティ「Gコミュニティ」を運営する株式会社グッテ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:宮崎拓郎、以下「グッテ」)と、京都大学医学部附属病院は、世界IBDデー(IBDを理解する日)に合わせたイベント「IBDコミュニティ 2025 in 京都大学 ~未来を語ろう、仲間と医療/食との出会い~」を、5月17日(土)に開催します。グッテと京都大学医学部附属病院とのIBDデーイベント共催は、今年で3回目となり、今回は初のリアルイベントとして、京都大学にて実施します。
毎年5月19日は、世界IBDデーとして世界各地で様々なイベントが開催されます。日本でも、小倉城、熊本城、姫路城、大阪城がIBDのシンボルカラーである紫色にライトアップされるなど、クローン病・潰瘍性大腸炎と向き合う患者や支援者の方が繋がり、IBDの啓発活動が行われます。
IBDは、原因不明の腸の炎症を伴う病気で、腹痛や下痢、血便などの症状があり、日常生活にも影響を及ぼします。現在、完治は難しく、国の難病に指定されています。国内での患者数は、潰瘍性大腸炎が約22万人、クローン病は約7万人と、指定難病最大級の患者数で、近年増加の一途をたどっています。潰瘍性大腸炎といえば、故安倍晋三元首相や陸上の桐生祥秀選手も罹患していることで知られていますが、最近では、登録者数世界1位のYouTuberであるアメリカのMrBeast氏が、自身がクローン病であることを告白しました。世界的にもIBD患者数は増加傾向にあります。患者数の増加に伴い病態の解明やより効果的な治療に対するニーズが高まるとともに、比較的若い世代での発症が多く、進学、就職、結婚、妊娠、出産、子育てなど、人生の多様な段階に影響を及ぼすため、QOL(生活の質)の向上も重要な課題となっています。
そのような中、2021年に京都大学医学部附属病院消化器内科の研究メンバーが、潰瘍性大腸炎の病態解明の可能性を秘めた自己抗体を発見しました。約100年もの年月、解明されていない謎が解き明かされようとしています。この成果をもとに、研究チームは、正確かつ迅速に診断ができるキットの開発を行い、現在薬事申請を進めている段階です。また根本から治療できる新しい治療法や治療薬の開発も推し進めています。
イベントでは、研究の具体的な最新状況と現在地、そしてチームが抱えている課題や今後の展開についてお伝えします。その他、患者にとって切実な問題でもある「食」の観点から、IBDの食に詳しい中東真紀氏の講演のほか、後半は、1.研究に関する質問、2.食事に関する質問、3.患者同士の交流の3つのブースに自由に分かれて、意見交換や、IBD患者さんが他の患者さんや医療従事者・支援者とのつながりを感じられる交流の場を設けます。IBD患者と支援者、皆にとって未来を感じるイベントになればと考えております。
【イベント概要】
イベント名: 「IBDコミュニティ 2025 in 京都大学 ~未来を語ろう、仲間と医療/食との出会い~」
日時: 2025年5月17日(土)13:00~15:00
場所:京都大学 楽友会館(京都市左京区吉田二本松町)
対象: IBD患者、IBD患者のご家族・パートナー、医療従事者や支援者の方など、どなたでも参加可能
入場料:無料
定員:70名 ※会場準備の都合上、事前申込をお願いします。(※5/16(金) 12:00まで)
事前申込の方には京都大学クリアファイルを進呈。 事前申込なしのご参加も可能です。
申込はこちらから:https://learn.goodtecommunity.com/special_list/114/
主催:株式会社グッテ、京都大学医学部附属病院消化器内科
後援:NPO法人IBDネットワーク、大阪IBD、みえIBD、姫路IBD
当日スケジュール(予定):
13:00~13:05主催者より開会ご挨拶
「世界IBDデーに寄せて:IBD啓発を世界でリードするアメリカ患者団体より患者視
点でのIBDとの向き合い方や国際的な連携の重要性について」
セス・ギンズバーグ氏(Global Healthy Living Foundation 共同創設者)
13:05~13:35 講演1.:京都大学 潰瘍性大腸炎治療薬開発プロジェクトの研究概要・進捗報告
「根本治療:抗インテグリンαvβ6自己抗体に対する治療法開発の進捗、課題と予定」
京都大学医学部付属病院 消化器内科 助教 塩川雅広医師
13:35~14:00 講演2.:「IBD食事療法研究・実践の最前線 ~健康長寿にも最適な地中海食と京料理の共通点~」
機能強化型 認定栄養ケア・ステーション鈴鹿 代表 中東真紀氏
株式会社グッテ 代表 米国登録栄養士 宮崎 拓郎氏
~休憩~
14:10~ 各ブースでディスカッション/交流ブースで専門家、医師、患者と自由交流
1.研究に関する質問ブース|塩川雅広医師・?檀田威医師
2.食事に関する質問ブース|中東真紀氏
3.IBD患者同士の交流ブース
15:00閉会
上記スケジュールと並行して、ご協賛企業のお土産ブースも設置予定です。(各商品 数量限定/無料)
・アートプロデューサー高岩シュン&<食>のセレクトショップ YOLOs よろず|フォーチュン
クッキー「こと葉」
小説家・原田マハ氏プロデュース クッキーの中に入っている紙片には、原田氏が
書き下ろしたオリジナルメッセージが入っています。
・亀屋良長|京せんべい「一陽来福」
そら豆、えんどう豆、黒豆、3種類の豆がたっぷり入った香ばしいお煎餅です。
・宇治の露製茶株式会社(福寿園グループ会社)|日本茶
京都ゆかりの伝統的な味わいの宇治茶です。
・エームサービス株式会社|まんぞく君
脂質・刺激物・不溶性食物繊維を控えたレトルト・インスタント商品です。常温保存が
できて、備蓄にもおすすめです。
・伊那食品工業株式会社|かんてんぱぱ スープ用糸寒天、サラダ用寒天
スープにそのままひとつまみ。簡単に食物繊維が補えます。
・キューピー株式会社|QPマオンソース (サンプル商品/業務用のみ販売)
オリーブの香りと、レモン・ニンニクの風味が楽しめるマヨネーズの起源と言われる
ソースです。
・日清オイリオグループ株式会社|日清MCTオイルHC
日清MCTオイルはMCT(中鎖脂肪酸油)100%のオイルです。毎日の食事に加えるだけで
手軽に良質なエネルギー補給ができ、体づくりをサポ―トします。味やにおいが少ないので、
いつもの料理や飲み物の味そのままでお使いいただけます。
・ハウスギャバン株式会社|まるで果物のようなゼリー
生の果物のような食感、風味、果実感が楽しめる低カロリーゼリーです。(果汁5%配合)
・株式会社グッテ|やさしいひとくち
発芽うるち玄米を使ったサクサク食感が特徴の脂質低め、化学調味料等不使用スナックです。
※閉会後、希望者のみで京都大学内キャンパスツアーを予定しています。
イベント詳細情報は、以下グッテレシピサイト内で随時更新します。
グッテレシピ イベントページURL:https://learn.goodtecommunity.com/special_list/114/
■会場アクセス
京都大学 楽友会館(京都市左京区吉田二本松町)
・市バス「近衛通り(このえどおり)」下車 徒歩すぐ。 31系統、201系統、206系統 バスをご利用ください。
・京阪電車「神宮丸太町」駅 5番出口より徒歩15分
駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
■ご取材にあたってのお願い
患者様の意向により、プライバシー保護のため、参加者の顔が認識できる写真は掲載しない前提でのご取材をお願いいたします。患者様のご取材を希望の場合は、一度ご相談ください。
イベントに関するお問い合わせ、及び 取材に関するお問い合わせ先
株式会社グッテ 担当:宮崎、鈴木 メールアドレス:info@goodte.jp
※ご取材申込及びお問い合わせについては、以下までご連絡ください。
京都大学医学部附属病院消化器内科 潰瘍性大腸炎 治療薬開発プロジェクト 広報サポート
(株式会社フルハウス 関西支社内)
担当:太田 080-4812-5645 i.ota@fullhouse.jp
廣橋 080-4812-5664 k.hirohashi@fullhouse.jp
登壇メンバー紹介:
・塩川雅広 (しおかわ・まさひろ)
京都大学 医学博士
京都大学医学部付属病院 消化器内科 助教
1997年京都大学医学部医学科入学。2003年~消化器内科医師。2010年~臨床・研究に従事。
2022年より現職。
研究テーマ:難治癌・難病の病態解明、診断・治療法研究
研究グループでの役割:研究の統括
・中東真紀(なかひがし・まき)
機能強化型 認定栄養ケア・ステーション鈴鹿 代表
ナフス株式会社 栄養開発室 室長
御木本製薬株式会社 生化学研究員として勤務後、市立伊勢総合病院、特定医療法人同心会遠山病院栄養科科長、名古屋経済大学准教授、四日市羽津医療センター(元四日市社会保険病院)栄養科長、鈴鹿医療科学大学准教授として勤務。その後、認定栄養ケア・ステーション鈴鹿を立ち上げる。
また、愛知医科大学医学部衛生学講座研究員、松本大学大学院非常勤講師、日本聴能言語福祉学院非常勤講師、みえIBD患者会事務局、NFリプル株式会社 代表取締役などを務める。
・宮崎拓郎(みやざき・たくろう)
米国登録栄養士・公衆衛士学修士
株式会社グッテ代表取締役社長、アメリカ栄養士会所属、ミシガン大学日本研究センター連携研究員
帝人株式会社にて欧米・新興国での新薬事業開発、販売拡大などに従事した後退職し渡米。2018年ミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。在学中よりミシガン大学消化器内科にて臨床試験コーディネーター等を経験し、2019年アメリカ栄養士会米国登録栄養士取得。2019年に帰国し現職。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養」など2冊を共著にて出版。IBD関連の研究にも従事。
参考資料
1. 京都大学医学部附属病院消化器内科 胆膵グループ
主に、消化器領域の難病(潰瘍性大腸炎、原発性硬化性胆管炎)や難治癌(膵癌、胆道癌)などの患者さんの診療を行いつつ、並行して、病態解明、診断薬・治療薬開発研究も行う。さらに、2022年、研究内容を実際の現場に臨床応用するためのベンチャー企業、Link therapeutics株式会社が京都大学内に設立。難病根治の早期実現を目指して、皆で研究に取り組んでいる。
・京都大学医学部附属病院消化器内科ホームページ:https://gastro.kuhp.kyoto-u.ac.jp/
・プロジェクト ホームページ:https://www.nanbyou97-cure.net/
・Link therapeutics株式会社:https://sites.google.com/link-therapeutics.com/home
2. Global Healthy Living Foundation (GHLF)について
1999年に設立されたGHLFは、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎などの慢性疾患を持つ人々を支援する米国拠点の非営利団体です。25年以上にわたり、患者教育、研究、政策提言、医療アクセス向上のために世界中で活動しています。特に、臨床試験への参加支援やデジタルヘルスソリューションの分野で国際的に評価を受けており、日本を含むアジア地域との連携も視野に入れた活動を展開しています。
Global Healthy Living Foundation (GHLF) IBD : https://linktr.ee/GHLF_IBD
Global Healthy Living Foundation(GHLF )US:https://ghlf.org/
3. 株式会社グッテ、Gコミュニティについて
米国ミシガン大学留学中に出会った宮崎拓郎(米国管理栄養士・公衆衛生学修士)、鈴木紀之(経営学修士)らが2018年9月に創業。2019年7月に、IBD患者さんとその家族らを対象とした医療の専門家(医療従事者・研究者)と患者さんが一緒に作るクローズドオンラインコミュニティ「Gコミュニティ」を開始し、登録者は3000名超。また2023年3月にはIBDやIBS(過敏性腸症候群)患者さんが作成したレシピを集めたレシピサイト「グッテレシピ」をオープン。2023年12月にやさしいひとくちノンフライスナックの販売を開始、2024年1月にはやさしいひとくちパフクランチの発売開始。
・グッテホームページ:https://goodte.jp/
・Gコミュニティ:https://gcarecommunity.com/
・グッテレシピ:https://goodtecommunity.com/
・やさしいひとくち:https://shop.goodtecommunity.com/