医療法人Gi(本院所在地:岡山県岡山市、理事長・医師:池田 義博)は、医師を対象に、「健康寿命」に関する意識調査を実施しました。
近年、健康寿命の延伸が重要な社会課題となる中、疾患の早期発見・早期治療への関心が高まっています。
しかし、良性疾患の場合、「命にかかわらないから」と治療を先延ばしにしてしまう方もいるでしょう。
良性疾患の中には、放置することで他の疾患のリスクを高める可能性があるものも存在します。このような、良性疾患の治療に対する患者の意識や医療現場での工夫はどのようなものなのでしょうか。
そこで今回、鼠径ヘルニアの日帰り手術専門クリニック『Gi(ジーアイ)外科クリニック』(https://gi-clinic.net/)を運営する医療法人Giは、医師を対象に、「健康寿命」に関する意識調査を実施しました。
調査概要:「健康寿命」に関する意識調査
【調査期間】2025年3月13日(木)~2025年3月14日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,005人
【調査対象】調査回答時に医師と回答したモニター
【調査元】医療法人Gi(https://gi-clinic.net/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
※この調査の内容は、あくまで医師の方を対象にしたアンケート結果の紹介であり、効果や効能を実証するものではありません。
早期治療は日常生活の質(QOL)の悪化を防ぐ
はじめに、「健康寿命を延ばすために、良性疾患でも早期治療が重要だと感じる理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『日常生活の質(QOL)の悪化を防ぐため(52.7%)』と回答した方が最も多く、『症状の悪化や慢性化を防ぐため(49.8%)』『痛みや不快感が精神的なストレスを招くことを防ぐため(47.7%)』と続きました。
良性疾患でも、放置すると、症状の悪化・慢性化、痛みや不快感による精神的なストレスの増加などによる日常生活の質(QOL)の悪化を招く懸念があるため、早期治療が重要であることが明らかになりました。
「良性疾患に対して、早期治療が必要だと感じる具体的なシチュエーションは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『痛みや不快感が慢性化するリスクがある場合(48.2%)』と回答した方が最も多く、『症状が日常生活や仕事に支障をきたしている場合(47.5%)』『生活の中で身体的な制約(動作制限や外出の困難など)が生じている場合(43.4%)』と続きました。
特に、痛みや不快感の慢性化のリスクがある場合や、日常生活・仕事に支障をきたしている場合、身体的な制約が生じている場合は、良性疾患でも早期治療が必要なようです。
早期治療のメリットとは?
「良性疾患を放置してしまう患者の心理や理由として、多いと感じるものは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『「今は忙しいので、時間ができたら治療する」と考えている(42.8%)』と回答した方が最も多く、『痛みや不快感に慣れてしまい、治療の必要性を感じていない(39.8%)』『「命にかかわらないので、治療しなくてもよい」と思っている(39.7%)』と続きました。
多くの患者は、時間がないことや、症状に対する慣れや命にかかわらないと考えてしまい、良性疾患を放置してしまう傾向にあることが示されました。
このような良性疾患を早期治療するメリットは何なのでしょうか。
「良性疾患の治療を行う際、患者に伝えている『早期治療のメリット』は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『痛みや不快感を早く取り除くことで、日常生活が快適になる(57.4%)』と回答した方が最も多く、『症状が軽いうちに治療することで、治療の負担が少ないことが多い(41.2%)』『仕事や家庭生活への影響を最小限にできる(37.0%)』と続きました。
日常生活の快適さや治療の負担の少なさ、仕事や家庭生活への影響が最小限になることが、医師が考える主な早期治療のメリットとしてあげられました。
「患者が良性疾患の治療に踏みきれない理由を、項目ごとに『非常に強い・やや強い・あまり強くない・全く強くない』から選択してください」と質問したところ、下記のような回答結果になりました。
【痛みや不快感が治療に伴う】
『非常に強い(29.4%)』
『やや強い(53.7%)』
『あまり強くない(14.6%)』
『全く強くない(2.3%)』
【手術が唯一の治療方法である】
『非常に強い(23.4%)』
『やや強い(53.9%)』
『あまり強くない(20.9%)』
『全く強くない(1.8%)』
【治療費や保険適用への不安】
『非常に強い(24.2%)』
『やや強い(51.1%)』
『あまり強くない(22.9%)』
『全く強くない(1.8%)』
【仕事や家庭生活への影響】
『非常に強い(23.6%)』
『やや強い(52.4%)』
『あまり強くない(22.3%)』
『全く強くない(1.7%)』
【医療機関の選び方がわからない】
『非常に強い(20.7%)』
『やや強い(58.8%)』
『あまり強くない(18.6%)』
『全く強くない(1.9%)』
どの項目も『非常に強い』『やや強い』と回答した方が7割以上おり、多くの患者が懸念を抱いていることがうかがえます。
「痛みや不快感が治療に伴う」「医療機関の選び方がわからない」については約8割が『非常に強い』『やや強い』と回答しており、治療での痛み・不快感と医療機関の選び方がわからないことへの不安が大きく、これらの不安を解消することが、良性疾患の早期治療の普及に向けた重要な課題であると言えるでしょう。
専門性の高い医療機関での治療のメリットとして「最新の医療技術や設備」が最多に
患者が良性疾患の治療に踏みきれない理由として、医療機関の選び方がわからないことへの不安が大きいことがわかりましたが、専門性の高い医療機関を選ぶことが重要なケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
「良性疾患の治療は、専門性の高い医療機関を選ぶことが重要だと感じるケースはどれですか?(複数回答可)」と質問したところ、『短期間での回復を目指し、日帰り手術や短期入院が可能な施設で治療を受けたい場合(49.8%)』と回答した方が最も多く、『症状が複雑で、専門的な診断や治療が求められる場合(48.2%)』『手術が必要な場合(例:鼠径ヘルニアなど)(32.6%)』と続きました。
日帰り手術や短期入院を希望する場合や、専門的な診断や治療や手術が必要な場合は特に、専門性の高い医療機関を選ぶ必要があるようです。
「良性疾患の患者に治療を受けさせるために医療現場で実施している工夫は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『治療方法や手術の内容をわかりやすく伝える(44.5%)』と回答した方が最も多く、『痛みを最小限に抑える治療方法や麻酔技術を紹介する(43.6%)』『症状を放置することのリスクを具体的に説明する(36.7%)』と続きました。
患者に治療を受けてもらうために、治療方法・手術のわかりやすい説明や、痛みを最小限に抑える方法、放置するリスクの説明などを工夫していることが明らかになりました。
「良性疾患の治療において、患者に伝えていることは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『命にかかわらない疾患でも、放置すると生活の質が低下する可能性がある(49.4%)』と回答した方が最も多く、『治療が遅れると、より大掛かりな治療が必要になる可能性がある(48.1%)』『症状が軽いうちに治療することで、日常生活への影響を最小限にできる(34.3%)』と続きました。
良性疾患だからと放置してしまうと、生活の質の低下や大掛かりな治療になる可能性があることなどを伝え、患者に治療を促しているようです。
「良性疾患の治療を患者に勧める際に、重視しているポイントは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『痛みや治療の負担を軽減する方法(麻酔、短時間手術など)を説明する(43.6%)』と回答した方が最も多く、『治療の必要性と、放置することのリスクを具体的に伝える(41.5%)』『生活への影響を最小限にする治療法(日帰り手術や短期入院など)を提案する(39.3%)』と続きました。
患者に勧める際には、治療の必要性や放置するリスクを理解してもらい、痛みや負担が少ない方法を具体的に提示することを重視し、治療に前向きになってもらえるようにしていることがわかりました。
「専門性の高い医療機関での治療が患者にもたらすメリットは何だと考えますか?(複数回答可)」と質問したところ、『最新の医療技術や設備での治療(43.7%)』と回答した方が最も多く、『経験豊富な医師による安全性の高い手術(42.0%)』『より正確な診断と適切な治療計画の立案(35.2%)』と続きました。
専門性の高い医療機関は、技術や設備が最新であったり、医師の経験が豊富だったりするので、正確な診断や安全性の高い手術が可能であることが、患者にとって大きなメリットであることが明らかになりました。
まとめ:良性疾患の治療は早期治療で治すことで健康寿命やQOLの向上に
今回の調査で、医師が良性疾患の早期治療を重要だと考える理由が明らかになりました。
医師に良性疾患でも早期治療が重要だと感じる理由をうかがうと、「日常生活の質(QOL)の悪化を防ぐ」「症状の悪化や慢性化を防ぐ」「痛みや不快感による精神的なストレスを防ぐ」ことが上位にあがりました。
良性疾患でも放置してしまうと痛みや不快感などが日常生活に悪い影響を及ぼし、さらに症状が悪化するリスクもあることが示されました。
患者は、時間がないことや、命にかかわらないため治療の必要性を感じていないことを理由に良性疾患を放置してしまうことが多いですが、早期治療をすると「日常生活が快適になる」「治療の負担が少ない」などのメリットがあるため、患者にそのメリットを理解してもらう必要がありそうです。
患者が良性疾患の治療に踏みきれない理由として、特に「治療の痛み・不快感」「医療機関の選び方がわからない」ことへの不安が大きいことがわかりました。患者に早期治療を受けてもらうためには、これらの不安を軽減することが重要といえます。
また、医師は良性疾患の治療を患者に勧める際に、治療の痛みや負担を軽減する方法や、治療の必要性と放置するリスクなどを伝えることを重視し、患者が治療に踏み出せるように心を配っていることが明らかになりました。
良性疾患の治療を専門性の高い医療機関で受けるメリットをうかがうと、「最新の医療技術や設備での治療」「経験豊富な医師による安全性の高い手術」「より正確な診断と適切な治療計画の立案」が上位にあがりました。
良性疾患がある場合は、命にかかわらなくても生活への悪影響や悪化のリスクがあるため、放置してしまうと健康寿命を縮めてしまうことを理解する必要があります。
専門性の高い医療機関であれば、最新の医療技術や設備などでの治療や、経験豊富な医師による治療を受けられるため、そのような医療機関を選んで治療を受けてみてはいかがでしょうか。
鼠径ヘルニアの日帰り手術なら『Gi外科クリニック』
今回、「健康寿命」に関する意識調査を実施した医療法人Giは、鼠径ヘルニアの日帰り治療が可能な、日帰り手術・専門クリニックである『Gi(ジーアイ)外科クリニック』(https://gi-clinic.net/)を運営しています。
■男性の3人に1人が生涯で一度は発症する“鼠径ヘルニア”
太ももの付け根のふくらみによる違和感を感じていませんか。
実は、毎年40~50万人の方が同じ不安や悩みを抱えています。
その正体は“鼠径ヘルニア”という病気です。
鼠径ヘルニアは男性に多い病気とされ、男性の3人に1人は一生涯で一度は発症するとされています。
*その症状、鼠径ヘルニアかも? 思い当たる節はありませんか?
・足の付け根に柔らかい膨らみが出てくる
(男性の場合は陰のうに症状が出る場合も)
・手で押し込んだり、横になると消える
・なんとなく下腹部に違和感や不快感がある
・下腹部にときどき差し込むような痛みがある
・お腹が張っているような感じがする
■Gi外科クリニックの強み
1.早期の社会復帰が可能な日帰り手術
近年、手術や麻酔方法、医薬・医療機器の目覚ましい進歩により、当日に来院し、手術を受け、その日に帰宅できる文字通り「日帰り」の手術が可能になってきました。Gi外科クリニックでも、この日帰り手術での治療を行っています。
2.ダメージの少ない術式による治療
Gi外科クリニックでは、より安全で再発や身体へのダメージの非常に少ない術“単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(SILS-TEP法)”を提供しています。
3.7,000例を超える治療実績
Gi外科クリニックを運営する医療法人Giでは、2015年4月の開設以来、単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(SILS-TEP法)による鼠径ヘルニアの日帰り手術の治療実績が7,000例を超えます(2024年12月末時点)。
■まずはお気軽にGi外科クリニックへご相談ください
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に受診ください。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。
・受診予約はこちらから! 24時間365日受付中!
https://gi-clinic.net/about/reservation.html
・そけいヘルニア無料相談ダイヤル 通話無料!携帯OK!
電話:0120-373-615
受付時間/9:00~16:00(月曜~金曜・土日を除く祝日)
■Gi(ジーアイ)外科クリニックHP
https://gi-clinic.net/
・岡山院
岡山そけいヘルニア日帰り手術Gi外科クリニック
〒700-0964 岡山県岡山市北区中仙道2丁目7番25号
※北長瀬駅から徒歩約10分・岡山ICから約18分・早島ICから約20分
TEL:086‐241‐2100
・京都院
京都そけいヘルニア日帰り手術Gi外科クリニック
〒600-8095 京都府京都市下京区東洞院通綾小路下る扇酒屋町275番1 KOWA東洞院ビル2階
※地下鉄四条駅から徒歩2分
TEL:075‐352‐2100
・阪神院
阪神そけいヘルニア日帰り手術Gi外科クリニック
〒662-0835 兵庫県西宮市平木町2番18号 松本第3ビル2階
※阪急西宮北口駅から徒歩6分
TEL:0798‐61‐7700
■Gi(ジーアイ)外科クリニック SNS
LINE:https://page.line.me/022sjxor
Facebook:https://www.facebook.com/giclinic/
Instagram:https://www.instagram.com/hanshin.gi