Mt.Kagami, Saga, Japan(2023)200 x 64cm
京都ギャラリー白川にて、2025年1月15日(水)ー2月16日(日)の期間、シーズン・ラオ Season Lao 2025 セレクト展 が開催される。
マカオ生まれの37歳、シーズン・ラオ(Season Lao/劉善恆)が、ヨーロッパを中心に、現代のアートシーンで活躍中である。
雪や霧などにより生み出された現実と幻想の交差の瞬間を、繊維や質感を生かした和紙の上にうつしとった幻想的な世界が広がるシーズン・ラオの作品。
2023年には半年間にわたりニース国立東洋美術館で個展を開催。22.3mにも及ぶ大作の展示、インスタレーションの発表を行った。
また、同年春にオープンしたザ・リッツ・カールトン福岡(The Ritz-Carlton福岡)では、1Fエントランスに10メートルのインスタレーション作品がコレクションされたほか、18階ロビーラウンジには平面作品が設置されるなど、日本国内のパブリックスペースにも活躍の場を広げている。
ギャラリー白川では、2019年「シーズン・ラオ新作展 ―日本の雪景色に魅せられて―」より個展を開催。以降、2020年「シーズン・ラオ「氷蓮図」× ソル・ルウィット展 」や、2021年「シーズン・ラオ セレクト展ー新作「美濃・余白」シリーズを中心に」、2023年のギャラリー白川開廊40周年記念特別展シリーズにおいては、個展のほかグループ展「デュシャン・ケージ・ラオを中心にー現代アートの縁起をたどるー」などで数多く紹介してきた。
5回目となる今展では、シーズン・ラオの代表作となる「Takachiho, Miyazaki, Japan 1(2023)」、「Takachiho, Miyazaki, Japan 2(2023)」、「Mt.Kagami, Saga, Japan(2023)」の他、新作「Shimabara Peninsula, Nagasaki, Japan(2024)」を展示。その他、彼の原点ともいえる平面作品「Niseko, Hokkaido, Japan(2017)」を含む全11点を紹介する。
Takachiho, Miyazaki, Japan 2023 89 x 133cm
作品の余白から生み出される精神性について、近年のシーズン・ラオが展開している「人間と物象の間にある主体/客体、外部性/内面性の境界を越えた「容中律」」においてのインスタレーションについて、ギャラリー白川では2023年12月にシンポジウムを開催。京都大学の哲学者 Romaric Jannel氏(仏)との対談を行った。
現在はインスタレーションを含む作品を展開している彼の原点ともなる平面作品から新作までを、ゆっくりご覧いただける機会である。
Niseko,Hokkaido,Japan(2017)
ギャラリー白川個展より
2019年
シーズン・ラオ新作展 ―日本の雪景色に魅せられて―
Niseko,Hokkaido,Japan(2017)
ミクストメディア ed.5
サイズ:72.7×54.5cm
シーズン・ラオ「氷蓮図」(2020)
ギャラリー白川個展より
2020年
シーズン・ラオ「氷蓮図」× ソル・ルウィット展
インスタレーション展として国内外で数多く展開。
Shimabara Peninsula, Nagasaki, Japan 2024
サイズ:ギャラリー白川個展より
〈新作〉2025年
Shimabara Peninsula, Nagasaki, Japan 2024
サイズ:83 x 108cm
〈シーズン・ラオ 国内のホテルコレクション〉
*パブリックエリア、クローズドエリア含む
Setsu Niseko 北海道・ニセコ
Aya Niseko 北海道・ニセコ
ザ・リッツ・カールトン 福岡・博多
NIPPONIA 岐阜・美濃
ほか
ザ・リッツ・カールトン福岡(The Ritz-Carlton福岡)
Winter Pine Trees in Genkai Landscape 寒松玄海図 2023
サイズ:980×270 cm
The Ritz-Carlton Fukuoka collection - Entrance
フランス・ニース 国立東洋美術館25周年 より
シーズン・ラオ展 2023年5月13日~11月25日
シーズン・ラオ /ギャラリー白川作品ページ
https://www.galleryshirakawa.com/?post_type=artist&p=3088
〈プロフィール〉
シーズン・ラオ 劉善恆 Season Lao (1987- )
1987年ポルトガル領マカオ生まれ。マカオ理工大学卒業。
2009年に制作した映像作品により、マカオの歴史的建造物群が再評価・保持されたことが芸術活動の契機となった。
2010年から北海道を拠点とし、自然現象の「虚実相生」から着想を得て、雪や霧などの自然の風景が作り出す「余白」の美しさを和紙に写しとった平面シリーズを発表。
2020年から京都に拠点を構え、人間と物象の間にある主体/客体、外部性/内面性の境界を越えた「容中律」インスタレーションを展開。
2023年には、ニース国立東洋美術館にて、22.3mの大作を含む半年にわたる個展が開催された。
パブリックコレクション:
ニース国立東洋美術館(Musee departemental des arts asiatiques a Nice)
マカオ芸術博物館(Macau Museum of Art)
ザ・リッツ・カールトン福岡(The Ritz-Carlton )
おおさか創造千島財団(Chishima Foundation)
など
アーカイブコレクション:
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
ギメ美術館(Musee Guimet)
ポンピドゥセンター公共情報図書館(Bpi Centre Pompidou)
チェルヌシ美術館(Musee Cernuschi)
国立新美術館(日本)(The National Art Center, Tokyo)
国立現代美術館(韓国)(National Museum of Modern and Contemporary Art, Korea)
グルベンキアン財団(Gulbenkian Foundation)
光州国立アジア文化殿堂(Asia Culture Center(Gwangju))
プリンシパル大学(Princeton University)
ミシガン大学(University of Michigan)
など
〈展覧会案内〉
シーズン・ラオ Season Lao 2025 ー セレクト展
期間:2025年1月15日(水)~2月16日(日)*2月11日定休日
休廊日:月火休廊(月祝の場合は開廊)
主催:ギャラリー白川
【ニース国立東洋美術館シーズン・ラオ個展図録(2023)】
シーズン・ラオ 劉善恆 Season Lao
制作年:2023年/サイズ:A4判
税込価格:5,280円
*会期中ギャラリー白川にて販売
ギャラリー白川 公式ホームページ
https://www.galleryshirakawa.com
【その他のお知らせ】
2024年、半年間にかけて開催された舟越桂版画追悼展の図録
「舟越桂版画展図録」を店頭、オンラインストアにて販売中。
舟越桂版画展図録 ギャラリー白川コレクション-60点の記録-
販売場所:
ギャラリー白川(店頭)
オンラインストア
https://gshirakawa.theshop.jp/items/95469594
GALLERY SHIRAKAWA ギャラリー白川
営業時間:12:00-18:00(会期により変更)
休廊日:月火休廊(月祝の場合は開廊)
〒605 - 0822 京都市東山区祇園下河原上弁天町430-1
TEL 075-532-2616(+81-75-532-2616)
FAX 075-532-2617(+81-75-532-2617)
E-mail info@galleryshirakawa.com
URL https://www.galleryshirakawa.com