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祇園祭に「エコ屋台村」 トマトの白ワイン漬けや規格外野菜のカレーなど

メニューの一つ「トマトの白ワイン漬け」(300円)

メニューの一つ「トマトの白ワイン漬け」(300円)

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 祇園祭の後祭に合わせて京都芸術センターグラウンド(京都市中京区室町通り錦小路上る東側)で7月21日から「エコ屋台村」がオープンする。

茄子の出し醤油漬け

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 出店では、リユース食器を使った屋台10店が出店。その中で、食品ロスの削減をテーマにした「もったいない屋台」が3店出店する。

 京都駅近くに店を構える漬け野菜「isoism(イソイズム)」(下京区)が、だしとしょうゆに漬けたナス「茄子(なす)の出し醤油(しょうゆ)漬け」と湯むきトマトをアルコールを飛ばした白ワインとハチミツに漬け込んだ「トマトの白ワイン漬け」(以上300円)を提供。一般的な漬物よりも酸味が少ないという。

 錦市場近くの缶詰店兼缶詰工場の「カンナチュール」(中京区)は、同店で作るレトルトパウチのカレーをカレーライスにして提供(500円)。小さかったり傷があったりして規格外のタマネギを使っている。小麦や添加物を加えずに作っており、動物性の素材は使わないビーガン対応商品だといい、店でも「少し高いが本格的な味」と評判の商品だという。そのほか、同店オリジナルの果物と砂糖で作るシロップを使ったかき氷を提供。シロップは四国米の古米を加えて糖度が40度ある「甘酒」や「イチゴ」「キウイ」「夏みかん」の4種類(以上500円)。

 京都市内に5店を展開する「ビストロWARAKU」は、自社農園で採れた赤い満願寺とうがらしのペーストをパンに練り込んだバンズに、ハモの天ぷらに梅肉の照り焼きソースをかけた「赤満願寺バーガー(500円)を提供。店には載っていないメニューで、3日間で400食を用意する。

 環境政策局の小川健一郎さんは「京都市では食品ロスを無くす取り組みを進めている。保存の利くメニューや規格外の野菜を活用している店のメニューを通じて取り組みについても関心を持ってもらえたら」と話す。

 開催時間は17時~21時30分。

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