京都駅の地下街「ポルタ」(京都市下京区東塩小路町)で現在、北山杉を使っ「そらつなぎの庭」が展示されている。
広場の中央に立ち並ぶ20本の北山杉は、最も高いもので約7メートル。1本の杉から多くの丸太を生産ために始まり、枝がまっすぐに伸びる姿が人気の「台杉」を使う。縁石や岩、コケも京都の北部で採集されたものを使っているという。
天気のいい日は不定期で12~14時ごろ、ドーム型の大屋根を開放し、光や風が入るようにする。同施設を運営する「京都ステーションセンター」(下京区)営業推進部の岡本唯太さんは「屋根を開けることで『そらつなぎの庭』の名の通り、より人と自然と空とのつながりが感じられる」と話す。好天に恵まれた26日には、多くの人が秋晴れの青空に北山杉と京都タワーをカメラに収めていた。
岡本さんは「西畠さんは『自然に触れてほしい』と、杉の間を通り抜けできるように小径を作っている。10月7日からは紅葉が増えたり、11月18日からはクリスマスをイメージした庭に変化するので楽しみにしてもらえたら」と来館を呼び掛ける。
展示は12月25日まで。