京都・祇園に12月12日、国内最大級の鉄道ジオラマを備えたジオラマカフェ&バー「鉄道SL倶楽部 デゴイチ」(京都市東山区花見小路新門前東入ル、TEL 075-533-8196)がオープンした。
店内中央には昭和20~30年代風に制作したレール総延長約320メートルのジオラマを配置している。店舗面積は74平方メートル、席数は40席。
「オーナーが子どものころに買ってもらった機関車が押し入れから出てきて、『せっかくだから走らせてみたい』と今年3月からジオラマ制作に入った」と店長の矢野義人さん。スタッフ10人で各地を周り、建物などの実寸を計測したものをもとに縮小してジオラマを制作したという。
ジオラマ利用料は、汽車持ち込みで30分=1,400円(ソフトドリンク付き、延長30分=1,000円)、汽車レンタルで15分=1,400円(ソフトドリンク付き、延長15分=1,000円)。
利用客について、矢野さんは「高い年齢層を想定していたが、実際は小さな子ども連れの家族が多い。ほかにも年配の方やカップルなど幅広い客層に来店していただいている」と話す。「幅広い年齢層に楽しんでいただけるよう、いろいろな車両を用意している。食事やドリンクのみの利用も大歓迎」とも。
提供するフードメニューは、48時間以上煮込んだ「デゴイチ特製カレー」(800円)、目玉焼きをトッピングし名古屋風に仕上げた「鉄板焼きナポリタン」(750円)などのほか、つまみ(300円~)も用意する。ドリンクは、ビール、酎ハイ、カクテル、焼酎、日本酒、ウイスキー、ワイン、ソフトドリンクなど。
矢野さんは「ジオラマに完成はないので、今後いろいろと変化させていきたい」と話す。
営業時間は10時30分~22時(日曜・祝日は10時~21時)。