現在「月刊IKKI」で「ブランコ」を連載し、アニメや音楽など多方面で活躍しているタイ人漫画家、ウィスット・ポンニミットさん(通称タムくん)の人気が高まっている。
COCON烏丸(京都市下京区烏丸通四条下ル)の「shin-bi」スタジオで6月7日に4部入れ替えで開催された似顔絵イベント「FACE BOOK -タムくんに似顔絵を描いてもらおう-」は、4月上旬に発売されたチケットが2週間で売り切れる好評ぶりを見せた。
イベントでは参加者一人ひとりの似顔絵をタムくんが丁寧に描き、フレームに入れてプレゼント。来場者はカップルや夫婦、親子や友人同士での参加者が多く、兵庫県から友人同士で来たという女性会社員の森本さんと下村さんは「最初は緊張したが、会話をしながらだったので楽しかった」「タムくんのマンガのキャラクターの一人になったみたいでうれしい」と満足した表情を見せた。
京都精華大学が運営するアートショップ&アートスペース「shin-bi」では、ウィスットさんが同大学の元研究生ということから、さまざまなコラボ企画を立ち上げてバックアップ。オリジナル手ぬぐいの新シリーズの図案もウィスットさんに一任し、今夏には販売する予定。10月末から11月末に「shin-bi」での個展や、京都市内で詩人・谷川俊太郎さんの朗読とウィスットさんのアニメとピアノ演奏によるセッションイベントも予定している。
「タムくんの絵はかわいさ、優しさと人間らしさが魅力。タムくん自身の人柄も同じで、だからこそファンの方をはじめ、いろいろな人が彼に集まるのでは」と今回の似顔絵イベント担当者の小宮さん。