「節分おばけ」仮装で四方回り厄落とし、京都市内でバスツアー

司太夫さんが主宰する「こったいの会」が2月3日、京都市内で「節分おばけ」のバスツアーを開催。写真=過去の開催の様子

司太夫さんが主宰する「こったいの会」が2月3日、京都市内で「節分おばけ」のバスツアーを開催。写真=過去の開催の様子

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 京都・嶋原の現役太夫、司太夫さんが主宰する「こったいの会」が2月3日、京都市内で「節分おばけ」のバスツアーを開催する。開催は9回目。

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 同会は花街を気楽に楽しんでもらうため、嶋原を中心にインフォメーションペーパーの発行やイベントの運営を行っている。「おばけ」とは節分に異装をとる風習のことで、変装して鬼を追い払うことや厄を落とすといった意味がある。司さんは「本来は町衆の文化であるのに、最近では花街にだけ残る風習になっている。もう一度、京都のまちなかにおばけの風習を取り戻したかった」と話す。

 今回のツアーでは、京都祇園ホテルで衣装に着替えた後、八坂神社(南東)、壬生寺(南西)、北野天満宮(北西)、吉田神社(北東)の東西南北4カ所の寺社で参拝する。貸衣装は舞妓(まいこ)、新撰組、ねずみ小僧、赤鬼など30種類以上。毎年50以上の参加者が集まるという。参拝後は仮装したまま京都祇園ホテルでパーティーも行う。「大の大人が1年に1回自分をさらけ出す解放感がある」と司さん。

 開催時間は12時~21時30分。参加費は1万3,000円。申し込みは司事務所(TEL・FAX 075-594-0568)で受け付けている。

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