京大発ベンチャー「ロボガレージ」、新作・紫式部ロボ発表-大津石山寺で

撮影=びわ湖大津経済新聞

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 ロボガレージ(京都市左京区吉田本町)は7月24日、「クロイノ」や「マノイPF01」に続く新作ロボット「MURASAKI」を発表した。新作発表は、「源氏物語千年紀in湖都大津」が開催されている石山寺「源氏夢回廊」(滋賀県大津市)で行われた。

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 同イベントは、「紫式部ゆかりの花の寺」である石山寺を会場に3月18日から9カ月にわたり紫式部と源氏物語の世界を再現、同寺「密蔵院」で開催中の「未来千年館高橋智隆ロボワールド」もその一環として企画され、人気ロボットの常設展示会場となっている。

 同社代表の高橋智隆さんによる新作ロボット「MURASAKI」は、紫式部をイメージしたロボット。身長=31センチ、体重=1.5キログラム、丸みを帯びた顔で、十二単を羽織っており、片手に扇子を持つ。「MURASAKI」が実際に源氏物語や石山寺について「語る」という。

 高橋さんは立命館大学卒業後、京都大学工学部に入学。在学中からロボット制作に取り組み、学内の「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー」に同社を2003年に設立した。2004年には、雑誌「TIME」の「2004年の最もクールな発明」に同社の「クロイノ」が選ばれた。

 新作について高橋さんは「歴史ある場所で日本風のロボットを展示できることに喜びを感じる、未来のロボットが身近にあることを体感してほしい」と話している。26日(11時・15時)には高橋さんがデモを行う予定。

 開催時間は9時~16時30分。入場料は600円。12月14日まで。

高橋智隆さんの新作ロボ「MURASAKI」-石山寺・未来千年館で発表(びわ湖大津経済新聞)ロボ・ガレージ

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