長谷(京都市下京区烏丸通仏光寺下ル大政所町、TEL 075-361-0106)が手がけるオフィスビル「第15長谷ビル」(中京区烏丸通四条上ル笋町)が3月20日に竣工した。
外壁に木材を使用した同ビルは、「京都らしいビル」「京都になくてはならないビル」を、内部の構成においては「新しいワークスタイルのための、新しいワークスペース」をコンセプトに、京都の街に「新しい働き方」を提案する。敷地面積124.07坪で、延べ床面積868.44坪。9階建て。
外壁のほか、エレベーターホール・共用廊下・室内サッシ・バルコニーにはふんだんに木材を使用し、木の香りが漂うビル内部は「訪れる人々に温かみや安心感といった自然な心地良さを感じてもらえるつくり」(同社)を演出している。
内部の「吹き抜け」も同ビルの大きな特徴で、京都の「路地」感覚を取り入れたもの。吹き抜けにはシースルーエレベーターが隣接し、共用部と室内の間仕切り壁はガラスを使用。オフィスの窓を開けることで、共用部から吹き抜けへと空気の流れが生まれ、季節によってはエアコンを使わずに過ごすことができるという。
賃貸面積を削り、センターコアに大きな吹き抜けやシースルーエレベーターを設けることで、「オフィスビルにさまざまな新しい提案を行う」(同社)という。1階が店舗フロア、2階~9階がオフィスフロアで、共に入居テナントを募集している。
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