京都建築学生之会は2月28日より、京都市勧業館みやこめっせ(京都市左京区岡崎成勝寺町、TEL 075-762-2630)で、合同卒業設計展「Diploma x KYOTO’08」を開催する。
同会は、京都の大学で建築を志す学生同士の交流と、大学の枠を超えた活動をもとに1989年に発足。年々盛り上がりを見せ、現在では「京都」という枠を超え、広く関西圏から出展者を募っているという。
17回目となる今回は、京都の大学を中心に関西圏8大学の建築系学科の学生109人が出展。「scale」というテーマのもと会場構成にも工夫を凝らし、「建築を通じて育ててきた自分だけの価値観=スケール」の集大成である卒業設計を展示する。
「学内という世界から飛び出し、大きな世界でひとりひとりのスケールを比べ合う場であると同時に、建築という枠=スケールを越え、さらなる広い世界に視野を広げるための最初の機会であると考えている」と同会関係者。「この展覧会を通して、ほんの少しでも世界を変えてほしいという願いを込めた」(同)とも。
会期中は、建築家の伊東豊雄さん・手塚貴晴さん・藤本壮介さんを迎えての作品講評会「1/109」や、ゲストを迎え「建築/社会」というテーマで議論を行うシンポジウムも開催する。
開催時間は10時~16時30分(最終日は17時まで)。入場無料。3月1日まで。