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「京都キタ短編文学賞」募集開始 最終選考委員に作家の望月麻衣さんも

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 「第2回京都キタ短編文学賞」の募集が7月15日、始まった。

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 同賞は、金閣寺や上賀茂神社など全国的に知られる寺社に観光客が集中することを避けようと、船岡山とその周辺をPRするプロジェクトの一環として2022年に創設。前回同様「京都寺町三条のホームズ」シリーズの作者、望月麻衣さんが最終選考委員に参加する。

 前回は京都府内外から265件の応募があり、西陣織の職人の祖父との交流を描いた作品や、深泥池(みどろがいけ)を舞台にした作品など6作品が入賞した。

 今回の募集テーマは「京都市北区を舞台に、北区の魅力が伝わり、北区に訪れたくなる短編小説」で、5000字以内の作品。対象は小学生以上で、一般部門と小学生から高校生が対象のジュニア部門に分け、それぞれ「最優秀賞」「優秀賞」、船岡山をテーマにした作品を対象とした「船岡山賞」を設ける。最優秀賞受賞者には北区が賞金や賞品を進呈するほか、望月さんがデジタルメモ「ポメラ」を進呈する。

 一次選考を通過した作品は、望月さんや川妻聖枝京都市北区長らで構成される最終選考で各賞を決定する。入賞作品は観光案内冊子に収録するほか、北区のコミュニティFMで特別番組を放送する予定。

 同賞を担当する北区地域力推進室の玉川久嗣さんは「ぜひ北区に足を運んでもらって物語のヒントやイメージを膨らませてもらいたい。作品によってこれまで気付かれていなかった街の魅力の発掘につながれば」と期待を寄せる。

 申し込みは北区のウェブの応募フォームで受け付ける(ジュニア部門のみ郵送も可)。締め切りは10月31日。

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