京都府立植物園(京都市左京区)で11月14日、「世界の紅葉ライトアップ」が始まった。
2年目の取り組みとなる同企画。園内「なからぎの森」近くのイロハモミジ約200本を照らす。
園内の池周辺のイロハモミジは、緑や黄色、オレンジや赤色など色のグラデーションを作っており、池を臨む東屋からは水鏡にうつる紅葉が楽しめる。池までの道はモミジの並木となっており、枝が頭上に広がる。花を付けている十月桜との共演も見られた。
さまざまな種の植物が見られる植物園のライトアップとあって、イロハモミジだけでなく、カナダの国旗にあしらわれていることで知られるサトウカエデのほか、アメリカハナノキ、ヨーロッパカエデといった同じムクロジ科の紅葉する植物、茶色に紅葉した高さ約30メートルのメタセコイアもライトアップされる。
同園副園長の岡垣勝さんは「これから紅葉の色づきが進み、12月頭ごろに散った紅葉のじゅうたんが見られるまで変化を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
17時以降は正門と北山門のみが使える。入園時は検温を行うほか、園内のマスク着用を求める。
ライトアップの時間は日没~20時(入園は19時30分まで)。入園料は、一般=200円、高校生=150円。期間中17時~20時は通常有料の観覧温室を無料開室する。11月29日まで。