「The COURT」(東京都港区)が運営するホテル「EN HOTEL Kyoto」(京都市下京区西洞院四条下る妙伝寺町、TEL 075-361-0505)が3月25日、オープンした。
ビジネスホテルから海外からの観光客にターゲットに転換し「知的好奇心が刺激される発見と心地よいくつろぎ」を両立させる空間とサービスを目指すホテルとして大幅にリブランディングした同ホテル。香港に上場している「復星集団」(フォースン・グループ)を親会社とするイデラ・キャピタルマネジメント傘下となり初めてのホテルとなる。
地下1階、地上11階で客室数は108室。主な客室は15平方メートルのツイン50室、ダブル20室(以上、消費税・宿泊税抜き=1万円~)のほか、20平方メートルから23平方メートルの「クアッド」19室(同1万8,000円~)。いずれも靴を脱いで利用する。新たに地下にラウンジを設け、パンやフルーツの朝食(550円)のほか、宿泊者向けにコーヒーや日本茶を用意する。
エントランスには日本語と英語で書かれた「ヴィーガン」「クラフトビール」「地元のパン屋さん」「ラーメン」などテーマに沿った「Exploration(探検)カード」を用意して、街を楽しめるようにしたほか、各階のエレベーターホールの壁に大きなニシキゴイが泳ぐ絵や、アニメ風や花札の柄のイラストを配したり海外からの利用者を意識した工夫がされている。
同ホテル支配人の鈴木俊也さんは「京都は宿泊施設の激戦区だが、町家風のわかりやすい『京都らしさ』とはまた違う面白さを打ち出していきたい」と意気込みを語る。