京都御苑(京都市上京区)が投稿したハートを背負ったカメムシがSNS上で話題を集めている。
カメムシは北海道から九州まで広く分布するとされるエサキモンキツノカメムシ。胸部の両側に突起を持つツノカメムシの仲間で、クリーム色のハート型の模様が特徴。
カメムシを見つけたのは同苑の広報を担当する石田真理子さん。閑院宮邸跡の庭園にあるエノキの木の股でゴマダラチョウの幼虫を探していたところ、落ち葉の裏で越冬している2匹を見つけた。同苑のツイッターやインスタグラムに写真を投稿したところ、たくさんのハート(いいね)を集めている。
石田さんは「ハート型がはっきり見えるので、他の職員にも『かわいい』と言ってもらえてうれしい。探すときは木の北側や、日の当たらない場所の落ち葉の裏側がおすすめ。昆虫に負荷が小さくなるよう、観察後は同じ場所に同じように戻してもらえたら」と話す。