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四条烏丸に事業共創拠点 電通が運営、大都市を外す理由とは

受け付けに関係者がずらり。左から2番目がエグゼクティブプロジェクトディレクターの前田浩希さん。

受け付けに関係者がずらり。左から2番目がエグゼクティブプロジェクトディレクターの前田浩希さん。

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 電通(東京都港区)が運営する事業共創拠点「engawa KYOTO」(京都市下京区二帖半敷町)が7月22日、京都市下京区二帖半敷町にオープンした。

2階は烏丸通を臨む

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オンリー烏丸ビルの 1階と2階に設けられた施設の延べ床面積は約230坪。1階は、約150人が参加できる大会議室としても使えるコワーキングスペース「奥の間」を設け、2階はシェアオフィスや会議室、電話ブース、キッチンを設ける。デザインは「暮らし」と「働くこと」を融合させた設計を採用した。

 会員種別は、フリーアドレスデスクが利用でき、会員価格で各種プログラムに参加できる「コワーキング会員」(月額=3万2,400円)、スタートアップやサテライトオフィスでの利用を想定したプライベートオフィス会員(価格=別途相談)などを用意する。

 拠点の最大の特長は、国内外で活躍する人材を招いたプログラムの実施という。プログラムは人材育成などの「0→1」、ビジネスアクセラレーションなどの「1→10」、持続的に経営し続ける「10→100」のそれぞれのカテゴリー別で行う。今後は学生向けのプログラムも用意する。

 同社エグゼクティブプロジェクトディレクターの前田浩希さんは「学生向けプログラムからは現在の日本電産のように、日本を背負って立つベンチャーが出てくるかもしれないし、日本企業を大きく飛躍させる人が生まれるかもしれない」と期待を込める。

  前田さんは「現在、イノベーションは1人では到底生まれない。我々私たちが提供するプログラムや会員同士の交流を通じ、施設名の「縁側」の通り、内と外とが交わることから革新的なイノベーションが生まれていけば」とも。

 京都の立地については、「東京に拠点を設けるとグローバルスタンダードを追わざるを得ない。歴史と文化がありほかに負けない強烈な個性とキャラクターのある都市だからできることがある。伸びしろは大きいと思っている」と話す。

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