祇園祭の前祭の巡行を明日に控えた7月16日、四条通では歩行者専用道路となり、大勢の人でにぎわった。
この日は、夕方に雨が降ったため、山鉾はそれぞれに雨の対策をしていた。四条烏丸の北側にある孟宗山(もうそうやま)では、真松以外にはカバーがされており「見られないのは残念」という声も聞かれたが、函谷鉾の前にできた水たまりには駒形ちょうちんが逆さに写り幽玄の世界を醸していた。
この日は、浴衣姿の観光客や海外からの旅行者が鉾(ほこ)に上がったり、写真を撮ったり屋台の味を楽しむなどしていた。
21時過ぎからは、日和神楽(ひよりかぐら)が行われ、明日に迫った巡行の好天を祈る。四条寺町にある八坂神社の御旅所や世話になっている町内などで奉納を行う。