京都市役所(京都市中京区)で5月10日、「京都市版タウンページ」と今年版の「別冊防災タウンページ」の贈呈式が行われた。
NTTタウンページ(東京都港区)が京都市と結んだ「防災啓発情報等に関する協定」に基づき作成した同冊子。B5版サイズで、エリアごとに11版を発行する。安否を確認するための災害用伝言ダイヤルの使い方や避難所の一覧や地図の情報を掲載する。
同冊子には、空き家問題に関連して京都市都市計画局が進める空き家に関する相談窓口や、補助金、専門家の派遣制度などの内容を紹介したチラシも封入する。
贈呈式では、門川市長が昨年の台風や豪雨災害について触れ、「大変な被害があったが、直前に夫婦で避難して自宅の全壊を免れた、高齢者の多い地域で声を掛け合うなどして地域の防災力や絆が強かったことで、幸いにも死者が出なかった。防災タウンページを活用しながら力を合わせて備えてほしい」と呼び掛けた。
事業所や家庭への配布は5月上旬から順次行っていくという。