会員制インキュベーションオフィス「オギャーズ御池」(京都市中京区新町通三条上ル町頭町、TEL 075-257-5711)がオープンして約1カ月が経過した。
ビジネス起業支援施設「Startup Hub Tokyo」や「東京コンテンツインキュベーションセンター」の運営受託を受けてきた「ツクリエ」(東京都千代田区)が「オギャーズ梅田」に次いで手掛ける同施設。
フロア面積は約60坪。コワーキングスペースとプライベートオフィスに会議室や打ち合わせのできるスペースやキッチンなどを設ける。24時間365日の利用に対応し、月会費は1万5,000円(共益費含む)。プライベートオフィス会員は15万5,000円(入会金・セキュリティーカード発行料別)。
インキュベーターとして同社スタッフがサポートを行うほか、ベンチャーキャピタルの紹介や資金調達のアドバイス、クリエイターやビジネスパートナーとのマッチングを行う。
任天堂を辞め、フリーランスでゲーム開発を手掛ける「わけん」こと渡部健さんも会員の一人。「メリハリをつけて働ける施設を探していた。開発コミュニティーで開発イベントを主催した際は、成果発表の会場などとしてゲスト利用のルールを設けていただくなど要望にも応えてもらっている」と話す。
現在わけんさんのほか、バーチャルYoutuberの制作者やイラストレーターとシナリオライターのユニット、インバウンド向けの個人ガイドなどが入会しているという。
施設スタッフの笠島陽子さんは「これまでコンテンツビジネスで培ってきたネットワークや人脈を生かしたマッチングができるのが最大の強み。マンガやアニメ、映像などで起業を考えている方に利用いただければ」と話す。