高台寺近くに米・サンフランシスコ発のシングルオリジン(産地別のカカオ豆を使用する)チョコレート専門店「ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店」が4月26日、オープンする。
日本では東京・蔵前、三重・伊勢外宮、神奈川・鎌倉に次いで4店舗目となる同店。築約100年の日本家屋を改装した。席数は1階・2階合わせて56席。
1階はチョコレートバー(1,296円)や和菓子店「亀屋良長」やアパレル店「sousou」コラボした商品などが並ぶ物販のコーナーと、デザートとアルコールのペアリングを提供する同ブランド初の「CACAO BAR」を設ける(要予約・5月末までは招待制のみの営業)。
メニューは、生地とクリームの中に、発酵・焙煎したカカオ豆を細かくした「ニブ」を加える「ニブブッセ」(486円)や、ショウガとハチミツの入った「マイコホットチョコレート」(573円)など同店限定の商品も開発した。サンフランシスコのペイストリー(焼き菓子)シェフのリサ・ヴェガさんが「農園ごとの味の違いがよく分かる」と薦める「ブラウニーバイトフライト」のほか、数種類のホットチョコレート(573円~)を用意する。
バーについて、同社社長の堀淵清治さんは「チョコレートと『ミクソロジー』(ハーブや野菜、スパイスなどの素材を組み合わせるカクテル)をカウンターで提供するスタイルはやりたいと思っていた。面白い組み合わせのペアリングを楽しんでもらいたい」と話す。
創業者のトッド・マソニスさんは「日本はクラフトに対する理解が高く、受け入れてもらいやすい。その中でも京都はさまざまな人がやってくる。地元の人や観光客も含めて、ビーントゥーバーのチョコレートを発信できれば」と話す。
営業時間は、5月末まで=12時~17時30分、6月以降=10時~18時。