TOOT(トゥート・東京都港区)が昨年10月に販売開始したシルクのパンツ「シルクボクサー」が3月14日、販売数300枚を突破した。
シルクボクサーは山壽精練(さんかせいれん・亀岡市)が開発した絹糸「SHIDORI」を使ったボクサーパンツ。価格は2万1,600円で、オンラインショップや伊勢丹新宿メンズ館などで扱う。
一般的な絹糸は水やこすれに弱いが、SHIDORIは絹糸の表面のタンパク質をコントロールすることで、水に強い特徴を持つ。洗濯機で洗っても色落ちしにくく、肌触りも持続するという。
利用者からは「家の洗濯機で無造作に洗ってもシルクの風合いが本当に変わらない」「大切な人の肌をいたわりたいので特別な贈り物として選んだ」との声が寄せられているという。
同社広報の畔上正和さんは「1枚2万円という価格でも受け入れていただいたのは、高価格でも良質で納得できるものを求める現代の日本市場の潜在的なニーズにマッチできたからでは」と分析する。