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京都にケータリングのキッチンスタジオ 趣味高じ、飲食店勤務経て独立

フードプロデューサーの畑麻江子さんが手掛けた料理

フードプロデューサーの畑麻江子さんが手掛けた料理

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 フードプロデューサーの畑麻江子さんが店主を務めるキッチンスタジオ「HATAIRO(ハタイロ)」(京都市下京区綾小路通麩屋町西入る塩屋町、TEL 075-365-1208)がオープン3カ月を迎えた。

キッチンに立つ畑さん

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 趣味で始めた料理会の様子をブログなどにアップしていた畑さん。飲食店のオーナーに5年前に声を掛けられたことをきっかけに飲食店のノウハウを学び、シェフ兼店長に起用。昨年末に独立したという異色の経歴を持つ。

 畑さんは現在、企業のイベントや結婚式の二次会でのパーティーやオフィスランチのケータリングを手掛ける。「大切にしているのは『気持ちを届ける』ことと『サプライズ』。テーマに合わせた色合いや演出など、依頼者の思いを形にするための趣向を凝らす。「料理は、その人の気持ちを明るくして、幸せな顔になってもらえる。中でもケータリングは『その人のため』の特別な料理を作れるのがいいところ」と笑顔を見せる。

 ケータリング専門にしたことで開店時間に拘束されず、異分野の人などと会う時間にあてているという。畑さんは「以前は料理のことしか見えていなかったが、さまざまな人と一緒に仕事することで視野が広がった。同じ思いで同じ方向を見てくれる人が思いの外、たくさんいることに気がついた」と話す。

 人との出会いを大事にする思いは、店づくりにも現れている。あえて人が立ち寄りやすい中心部に店を構え、通りに接する壁面は一面のガラス張りにした。「新しい出会いが面白い仕事につながっている。ケータリング自体がまだ知られていない面もあるが、たくさんの人の出会いから大切な時間を作るお手伝いがしたい」と意気込む。

 今春からはマンツーマン、もしくは1対2のプライベート感のある料理教室を始める予定だという。

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