京都の出版社コトコト(京都市下京区)は11月13日、「京暦365日 都ぐらしのいざない帖」を発売した。
同書は、京都の月々の祭事や行事、しきたりや慣習の内容や由来のほか、京野菜といった季節の食や草花をカレンダー形式で紹介・解説したもの。カレンダー形式だが曜日を記載せず、「毎年、祭事や行事を確認していただけるように作っている」(同社)という。
同書は奇数月に4冊ずつ発売している「らくたび文庫」のワイド版として発売されたもので、今回が初めての発刊。ページ数やビジュアル面を増やし、らくたび文庫より豊富な情報量が特徴で、今後も刊行していく予定。
同社関係者は「発売して間もないが、書店からは『好評』の言葉をいただいている。京都に来る観光客はもちろん、いつも行事を逃していた京都在住の方々にも見ていただきたい」と話している。価格は1,365円。