浄土真宗本願寺派本願寺(京都市下京区)で12月20日「お煤払い」が行われた。
1年間にたまった埃を掃除する同儀式。当日には早朝から門徒や門前町の商店主らでつくる「植柳まちづくりプロジェクト」や一般応募の参加者が集まり、タオルや手ぬぐいを頭にして「煤竹(すすたけ)」と呼ばれる竹の棒で御影堂と阿弥陀堂の畳を叩き、大きなうちわでほこりを外に出した。
堂内は、煤竹を叩く音が続く中、まぶしい朝日が指し込み畳舞い上がったほこりや畳を照らしていた。
初めて参加したという市内に住む女性は「腰や足が張っているがすがすがしい気持ちになれた。良い年が迎えられそう」と話していた。
植柳まちづくりプロジェクト代表を務める宇佐美直八さんは、「親鸞聖人750回大遠忌をきっかけに門前町として参加するようになった。周辺の地域を巻き込みながら活気のあるまちづくりにつなげたい」と話す。