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京都・池坊が戦国時代のいけばな再現 7メートル超、製作費は1,000万円

完成した「前田利家邸の大砂物」

完成した「前田利家邸の大砂物」

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 京都高島屋(京都市下京区四条通河原町西入真町)で11月7日、初代池坊専好を描いた映画「花戦さ」に登場した生け花「前田利家邸の大砂物(おおすなもの)」の仕上げが公開された。

野村萬斎さんが主演した映画「花戦さ」のワンシーン

 11月8日から2会場で始まる「旧七夕会 池坊全国華道展」のために製作した同作品。1594(文禄3)年に、前田利家が豊臣秀吉を迎えるため池坊専好に作らせ、「池坊一代の出来物(読みがな)」と称賛された作品を再現した。

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 製作は映画でも大砂物を担当した池坊中央研修学院の秋野仁(しのぶ)教授。「二株砂物(ふたかぶすなもの)」と呼ばれる立花で、作品の幅は約7.2メートル。20人掛かりで10日かけて製作した。松の枝を約20本継いだほか、紅白の実をつけた梅モドキや、緑や赤の紅葉、オウゴンカシワ、イブキなどを使い、色づき始めた深山をイメージした。総製作費は1,000万円に及ぶという。

 秋野さんは「見どころは常緑で風を感じさせる雄大な広がりのある松と、松の葉の優しさ。一生に一度あるかないかの大作を作らせていただき本当に光栄」と話す。

 期間中行われるギャラリートークでは、映画のクライマックスシーンのように大砂物の前に座っての記念撮影もできる。無料。予約もできる(池坊華道会 TEL 075-231-4922まで)。

 開催時間は10時~20時(9日、11日、13日は18時まで)。料金は、大人=900円、高校生以下無料。着物での来場者は無料。

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