都タクシー(京都市南区上鳥羽塔ノ本、TEL 075-671-6101)は11月4日、職場見学会を行う。
当日は京都駅に集合し、同社の観光バスに乗車。同乗する人事担当者が、タクシー業界から見た京都案内を行うほか、上鳥羽営業所での職場見学や今年9月にオープンした保育園を紹介する。有資格者はバスの運転体験もできる。
企画の背景には京都の観光客が高止まりしていることなどから来る慢性的な人手不足がある。8月5日には、初めて京都府内12のタクシー会社が合同説明会を開催するなど業界も求人に力を入れているという。
同社総務部の網島透さんは「午後の時間帯でも車庫に車があるのは、お客さんが少ないのでは無くてドライバーが不足しているため。国家資格の運行管理者資格を持つ人も退職で減少している。人手不足の傾向はこの半年で特に顕著になっている」と話す。
網島さんは「45歳でドライバーとして入社した社員が2年後には営業部をまとめる役にまで昇進した例もある。資格取得支援制度や、営業所の所長や会社の幹部になるなど長期のキャリア形成ができることを若い人に伝えたい」と話す。「40代でも若手と呼ばれる業界だが、当社ではアプリ配車や保育所の設置など新しい取り組みが始まっている。好奇心があり、何でもまずは『やってみよう』と行動できる人に来てほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時30分~16時。参加無料。希望者は同社人事採用チームまで電話で申し込む。