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京都で新潟の地酒のカクテル 雪にさらして作るトウガラシ調味料「かんずり」も

イベントで提供される3種類のカクテル

イベントで提供される3種類のカクテル

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 河原町丸太町北側にある「Antenna Bar御所東」(京都市上京区枡屋町)で11月3日、日本酒カクテルのイベント「彩酒祭」が行われる。主催は藤田真奈さんと城祐也さんで作る「彩酒プロジェクト」。

トウガラシを雪にさらして作る「かんずり」を使ったつまみも提供する

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 新潟県妙高市の酒蔵の銘柄を使った日本酒カクテルを提供する同イベント。主催の2人が昨年、妙高市で2カ月間、住み込みで働き、町の魅力を知ったことがきっかけ。特にかまくらの中のバー「雪酒場」で飲んだ日本酒のカクテルを通じて京都で妙高の良さを伝えたいと企画した。

 カクテルは「千代の光」にザクロシロップとプラムのリキュールを使い、甘酸っぱく飲みやすい「焔(ほむら)」、「鮎正宗」ジュースで割り、グラスにスノーリング(グラニュー糖)が付いたレモン入りの微炭酸カクテルの「鏡」、「君の井」にライムとミントを合わせた「萌」の3種類。いずれもバーテンダー協会の上越支部が地酒に合わせてレシピを考案した。価格は各700円。3種セットは1,500円(4杯目以降も500円で提供)。

藤田さんは「『焔』は鮮やかな赤が写真映えもするし、『鏡』は甘くて口当たりもよく、女性が好きそう。『萌』は、味がすっきりしていて、日本酒そのものを味わうには一番おすすめ」と話す。

 つまみにはトウガラシを雪にさらした後に発酵させた特産品「かんずり」と酒盗を合わせ、クラッカーに乗せたメニューを用意。(300円)。かんずりは、地元では刺し身や焼き鳥に付けるなど一般的だという。藤田さんは「関西では手に入りにくいのでぜひここで試してほしい」と話す。

 イベントではアパレルブランドATELIER Lab.とのコラボグッズの販売や、カードマジック、スノーボードの映像上映なども行う。来場者には文字入れをしたオリジナルポストカードを進呈する。

 藤田さんは「私自身、実は日本酒は苦手だったが、妙高で出会った日本酒カクテルで、日本酒そのものに興味を持つようになった。日本酒が苦手という人にもぜひ来てもらい、妙高のことも知ってもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は、1部(スノーボーダー中心)=16時30分~18時、2部(20代大学生中心)=18時~19時30分、3部(20代中心)=19時30分~21時、4部(30代・経営者中心)=21時~22時30分。(かっこ内は目安)。入場料は500円(予約優先制)。予約は「彩酒祭」ホームページで受け付ける。

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