京都で「いきもにあ」 クラフト作品の販売や理学博士の「妖怪古生物学」講演も

前回のイベントの様子

前回のイベントの様子

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 「みやこめっせ」(左京区)で11月11日・12日、「いきもの」をテーマにした作品やグッズの販売と、研究者の発表を行うイベント「いきもにあ」が開催される。

マンボウの「薄い本」とはく製

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 研究機関や博物館など14の公式ブースや動物園で見られる生物から、微生物や昆虫、深海生物、古生物、妖怪までさまざまなジャンルのグッズを扱う全約160ブースの出展と講演を展開する同イベント。

 切り絵作家のいわたまいこさんを中心とした実行委員が2015年に開催した前回のイベントは、2日間で3400人の入場者を集めた。

 いわたさんは「『知的好奇心をくすぐる』をテーマに掲げ、グッズ目当ての来場者が講演を聞いて興味が広がったり、講演を聞きに来た人がグッズを購入したり新しい出会いを提供する場を目指したい」と話す。

 講演を担当するのは兵庫県丹波市で恐竜を活用した町おこしにも携わる荻野慎諧さんが「妖怪古生物学への誘い」と題し、妖怪を科学的な視点で解説する。いわたさんは荻野さんに依頼した理由を「一見科学的でないものを、科学で説明する『橋渡し』をされていることに感銘を受けた」と話す。

 古生物研究者の椎野勇太さんが腕足(わんそく)動物について講演するほか、カワゴケソウ研究者の片山なつさんの「川苔草にまつわるエトセトラ」、同イベント講演者で最年少の16歳で「世界は変形菌でいっぱいだ」の著者、増井真那さんは「フシギでカワイイ変形菌」と題した講演を行う。

 いわたさんは「『生き物好き』でなくても必ずお気に入りの生き物が見つけられるはず。講演も『ちょっと興味がある』という方でも楽しめる内容なのでぜひ足を運んでもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は、11日=11時~17時、12日=10時~16時。前売り券=900円(2日間通し)当日券=500円(1日のみ)。小学生以下無料。

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