京都ホテルオークラ(京都市中京区河原町御池)が、10月28日・29日に行われる「京都パンフェスティバルin上賀茂神社」にトリュフを使ったパンを出品する。
京都市内のパン店が集まる同イベントは、同神社の式年遷宮の奉祝行事として2015年に始まり、今年で3年目。今年は出店数を全30店に増やす。同ホテルは初回から参加しているが、イベント用にオリジナルのパンを提供するのは今回が初だという。
イベントでは街のパン店からホテルメードのパンまでさまざまなパンのブースが集まるため、同ホテルでは「ホテルらしい豪華な具材」を使ったイベント限定のパンを作ろうと「世界三大珍味」の一つ、トリュフを使った「トリュフのチャバッタ」(450円)を開発。
同商品はトリュフの香りを生かすために具は入れずにシンプルなスタイルを選択。生地は北イタリアの発祥の食事パン「チャバッタ」に、スライスしたトリュフを練り込み焼き上げる。表面は「カリッ」と、水分の多い内側は「しっとり」とした食感が特徴だという。
試作時に試食した同ホテル広報担当の松岡麻衣子さんは「小麦の風味とトリュフの香りが楽しめるパンで、ワインにも合わせてもいいのでは」と話す。
同ホテルではこのほか、シロップ漬けのパイナップルの果肉が入った30年以上のロングセラー商品「パイナップルドーナツ」(200円)など約10種類を販売するという。
開催時間は10時~15時。商品は売り切れ次第終了。